通信(第43号)
「おkayu」通信【第43号】
草木萌動(そうもく、めばえいずる)
蟄虫啓戸(すごもりのむし、とをひらく)
桜始開(さくら、はじめてひらく)
こんにちは、おKayuです。
アクセスしていただきありがとうございます。
春一番、二番・三番までもが吹き少々荒れた二月も終わり、もうすぐひな祭りです。
ひな飾りは宮中の婚礼の様子を表わしたものですが、地方によって飾り方や道具に違いがあるそうです。
桃の節句は水にまつわる行事なので、お雛様は二月雨水の頃出して、今月啓蟄あたりを目安にしまうのが吉だそうです。
三月「弥生」は年度末でもあり、別れの季節でもあります。
希望あふれる新年度を迎える準備を怠りなくしたいものですね。
今月も、二十四節気(にじゅうしせっき)、七十二候(しちじゅうにこう)の時節の紹介をしましょう。
三月の二十四節気は、雨水(2/19~3/5ごろ)―「立春」から15日目にあたる「雨水」は、降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まるころのことをいう。
野山の雪がゆっくりと溶け出すと、凍てついた田畑が潤いを取戻し、いよいよ畑仕事の開始も間近です。
啓蟄(3/6~3/20ごろ)一ひと雨ごとに春が近づく、そんな気配が感じられる頃、土の中で冬ごもりしていたいろいろな虫や生き物たちが穴を啓いて地上に這い出してきます。春の雷がひときわ大きくなりまだまだ寒い時期ですが、優しい日差しの中、人も生き物も心を弾ませる様子がうかがえます。
春分(3/21~4/4ごろ)―春分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ同じ長さになることから、二十四節気では大きな節目の日、現在でも「春分の日」は、自然をたたえ、生き物を愛しむ日とされています。
表題にある「草木萌動(そうもく、めばえいずる)」は、やわらかい春の日差しの中、潤った土や草木から、淡い緑の新芽が出始める。
新しい命が芽生える時を意味する。
「蟄虫啓戸(すごもりのむし、とをひらく)」昔の人は冬ごもり虫たちが雷の音に驚いて這い出してくると考えていたようで、春雷のことを「虫出しの雷」と名付けたりもした。
「桜始開(さくら、はじめてひらく)」各地からさくらの便りが届くと、本格的な春の到来。
桜は、つぼみの愛らしさ、満開の壮観さ、また散りゆく姿も風情がある。
二十四節気に馴染のない方も手紙を書く時に、時候の挨拶をひも解くことがあると思います。
「立春」など二月の中頃にあり、私たちは暦の上では…と前置きして使います。
なんでこんな時期にと不思議に思いますが、旧暦であることと、季節の先取りと捉えると、納得されるのではないでしょうか。
事項暦を見る愉しみが増えることを願っています。
文中にある、「初候」「次候」「末候」とは、二十四節気をさらに3つに分けた七十二候の暦区切りの表現で、例えば春分(3/21~4/4ごろ)は、以下のようになります。
- 「初候」雀始巣―すずめ、はじめてすくう
- 「次候」桜始開―さくら、はじめてひらく
- 「末候」雷乃発声―かみなり、すなわちこえをはっす
参考文献:高月美樹監修「にっぽんの七十二候」株式会社枻(えい)出版社
今月も、What‘s New?で新しい情報の掲載をお知らせするほか、スタッフルーム、ヤンちゃん通信にて、ブログも発信しています。
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おいしい味、見つけた!
東上野「フレンチレストランEnn(えん)」
知人においしいカキフライを食べられるお店があると聞いて早速行って来ました。
当日は作り方まで丁寧に教えていただくことができて、とっても満足なディナーとなりました。
Ennは御夫婦で経営している小さなフレンチです。
ご主人はフランスで修行をし、ここにお店を開いたそうです。
世界中の珍しいワインもあり、美味しいお料理に合わせてくれます。
まず、前菜は、「イノブタのテリーヌ、長野県上野村レバームースサンド、4種のきのこバター炒め、ごぼうの赤ワイン煮、グアタバリーフ」です。
この前菜に合うワインとしてモルドバ共和国の赤ワインを勧められました。
モルドバ共和国のワインは初めてだったので地球のどこにある国ですか?と聞きました。
それは、黒海の北北西にある小さな国で、ルーマニアやウクライナに挟まれています。(旧ソ連から独立)
赤ワインは、アーモンドの香りとしっかりとした果実味が口の中に広がり、あまりの美味しさに魅了されてしまいました。イノブタのテリーヌや長野県上野村レバ―ムースサンドなどの濃厚なうま味にぴったりと合いました。
次は、「フォアグラのステーキ 大根 赤ワインソース」
下味した大根の上にオーブンで焼いたフォアグラがのっています。口の中に入れるとフォアグラがとろけていきました。蛋白な大根によく合って絶品!
両端の赤い実は松のみです。
フォアグラをオーブンで焼いています。
出来上がりをカットして、大根にのせます。
次は、「カキフライ」です。
カキフライの作り方ですが、カキはキッチンペーパーの上に置き水分をとります。
次は、強力粉、溶き卵を付けますが溶き卵に少し小麦粉を加えます。
パン粉は荒めを使い、ふわっとけちらないで付けます。揚げ油は、米油にごま油を少し加えます。
170度で3分。
揚げ過ぎないようにするのがコツです。
御主人手作りのタルタルソース(茹で卵、玉葱、マヨネーズ、ピクルスです。ピクルスの汁は捨てないで硬さの調整をします。)をたっぷりとかけていただきました。
ワインはドイツの白ワインを合わせていただき、カキフライも白ワインも最高に美味しかったです。絶妙!
次は、「4種の鯉(長野県佐久産)カルパッチョ・炙り・マリネ・スモーク」
長野県の佐久は鯉が有名なそうです。
そこで、臭味もなく、脂がのって今が1番美味しい佐久の鯉を食べてみてくださいと勧められました。
始めて鯉がこんなに美味しいと思ったことはありません。
4種類の味を楽しみました。
「鯉のウロコの唐揚げ」
これは、鯉のウロコの唐揚げです。
りんごソースを付けて味見しました。
コリコリしていてなかなか味わえない貴重なものでした。
「チーズの盛り合わせ」
ブルーチーズやミモレットなど好物のチーズをいただき、ワインも堪能することができました。
また、ランチもいただきに来店したいです。
メンチカツがジューシーで美味しそうです。