通信(第31号)
別れの季節―『愛と青春の旅立ち』
こんにちは、おKayuです。
アクセスしていただきありがとうございます。
年度末の3月となりました。ほとんどの職場は、4月から新年度ですね。
組織が変わったり、メンバーの異動などもあることでしょう。
心機一転、新しいところでやり直そうという人、居心地悪い現状を何とかしたいという人、いろいろな気持ちが渦巻く3月でもあります。
どうぞ、「前向きいちばん」という心で新年度に向けて、この3月を仕事も気持ちもまとめる月にしてください。
さて、3月は別れの季節、そして卒業のシーズンです。
「卒業」と言って思い出す映画、それは、表題の「愛と青春の旅立ち」です。(私にとってかもしれませんが‥‥。)
現代の「ブラピー」「デカプリオ」に匹敵する俳優、若かりし頃の「リチャード・ギア」が主人公で、海軍士官養成学校の卒業シーンが印象に残る映画でした。
白い制服に身を包んだ若者たちが、一斉に帽子を空に投げ上げる、あのシーンです。
音楽も素敵で、今も口ずさめるほど心に残るものです。
女性としては、リチャード・ギアー扮するザックが卒業式後、ポーラが働く町工場に行き彼女を抱き上げるラストシーンにグッときますがね。1982年封切りの映画なので、知らない方もいらっしゃるでしょうから、少しあらすじを紹介しましょう。
シアトルで父と二人暮らしをしていた主人公のザックは、父の反対を押し切って、海軍士官養成学校の飛行士課程に入学する。
元兵士の父との退廃的な生活から脱出することと、パイロットになることが夢であったからだ。
そして、13週の過酷な教練が始まる。
そこには、鬼軍曹のフォリーが士官候補生の教官として、待ち受けていた。
脱落者が続出する中、同期との友情、町工場の娘との恋、挫折した親友の自殺、様々な出来事を経験しながら成長するザックは、卒業を迎える。
この養成学校の地元の女性が、あわよくば玉の輿に乗ろうと士官候補生に言い寄るシーンがあったり、付き合っていた娘を、卒業まじかに振るという冷たい同期生がいる中、ザックとポーラはハッピーエンドを予感させるラストに感激した女性も多かったようです。
それで当時は、若い女性のバイブルとまで言われた映画です。
最近知ったことですが、原題は「An Officer and a Gentleman」直訳すると「ある士官とある紳士」なのだそうです。
改めて観なおしてみると、心にしみるシーンがありました。
それは、卒業していく士官候補生一人一人に最敬礼をする鬼教官フォリー。
あんなに罵倒されしごかれたのに、フォリーに対して、「君のことは忘れない」とザックは言います。
フォリーは、新たな候補生が集合しているところに行き、13週間前にザック達に言ったことと同じ罵倒を繰り返す‥というシーンです。
つまり、卒業というのは士官候補生が少尉になるということなので、鬼教官フォリーは元軍曹なため卒業生は上官となるわけです。
候補生たちを一人前の少尉にするという、自分の任務を忠実に行うフォリーの姿は、「あっぱれ」というほかありません。
初めてこの映画を観た時はザックと同じ年頃でしたが、今はフォリーに近い年代になりました。
人を育てるということは、時に厳しくすることが必要なのでしょう。
厳しく指導できる人は、自分にも厳しく、強い心を持っている人なのだと思いました。
憎まれ役には、なかなか成なれないものです。
特に最近では、厳しい指導が「いじめ」ととられてしまうかもしれませんしね。
いつか分かってくれる、という時代ではなくなってしまいました。
とはいえ、昔から言われた言葉を思い出しました。
「言ってもらえるうちが花。」これに続く言葉は、「言ってもらえなくなったら、お終(しま)い。」詳しく言うと、あなたにしたら耳が痛くなる注意も、あなたのためにしていることである、言われているうちは、あなたの成長を期待しているからだ。
何も言われなくなったら、期待も希望もなくなったことと思いなさい。なんだか、映画からかなり脱線してしまったようです。
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おkayuメンバーが執筆した「学校給食は食育の教材」
『第19回 「年度の振り返りと次年度計画」』が、教育家庭新聞(2月15日号)に掲載されています。
おいしい味、見つけた!No,1
前月に続き先日『現代の名工、鈴木直登氏が贈る食のイベント』に行ってきました。
今回(一日目)は「日本のご馳走 堪能の会」として、季節のおもてなし料理7品を頂きました。
その中から、何品か紹介します。
まずは、御神酒です。
鮑の上に雲丹をのせた「のし海胆」やナマコの卵巣に山芋を入れた「この子」をつまみにしながら御神酒をいただきました。
大浦ごぼうの上に乗っているきゅうりの形は「うぐいす」です。
春を感じさせますね。
美味しくて最初から満足でした。
次は、江戸物語です。
綺麗な箱の入れ物に次の8種類の料理が並んできました。
左上から
・揚げごぼう
・富士和え
・網笠袖
・ゆきこがし
・浮世うどん
・莫鳴草
・ぼうぶら
・大根浅漬
揚げごぼうは、ごまの香りがして味わい深かったので、後で、鈴木直登料理長に作り方をお聞きしました。
また、「富士和え」の名の由来はとは、昔は、白いものを和えた料理を「富士山」と言ったところからこう言われたそうです。
葱の白い所には豆腐の裏ごしをしたものをかけてありました。
一つ一つの料理に意味が込められており、料理長の楽しい説明を聞きながらいただきました。
2日目は次号に掲載させていただきます