日本で生産される菜種油のほとんどは遺伝子組み換え作物から作られています。
これはウソでも誇張でもありません。
このことを示すいくつかの根拠から菜種油と遺伝子組み換え作物の関係を検証してみます。
① 日本の菜種の自給率は0,06%。収穫量は約1500トン。(2010年農林水産省 食糧需給表より)
② 菜種の輸入量は約234万トン、そのうちの約9割に当たる約214万トンをカナダから輸入。(2010年農林水産省 農作物貿易統計より)
③ カナダで栽培されている菜種の約94%が遺伝子組み換えである。(2010年ISAAA報告書より)
④ 輸入の菜種約234万トンのうち、菜種油の原料として使われたのは約98%にあたる約229万トン。(2010年農林水産省 油糧生産実績より)
①~④を見るだけでも遺伝子組み換え作物が使われているのは明らかですよね。
そして、更に決定的な証拠があります。
日清オイリオ、Jオイルミルズ、SHOWAなど、国内の20の製油会社からなる「日本植物油協会」という団体があります。この20社で日本の植物油の95%を製造しているという大きな団体なのですが、この「日本植物油協会」のホームページには「現在流通している遺伝子組み換え食品に関し、安全性への危惧はない」と書かれています。
http://www.oil.or.jp/iken/sub/11.html
これは遺伝子組み換え作物を使っているという宣言ですね。
もうひとつ、業界最大手の日清オイリオのホームページには、菜種、大豆、綿実、とうもろこしを原料とする油には遺伝子組み換え作物を使用している旨が書かれています。
http://sodan.nisshin-oillio.com/faq/raw_material.html#gene
さて、これだけの根拠から導かれる結論は...
繰り返しになりますが、
国内で生産される菜種油のほとんどは遺伝子組み換え作物から作られています。