コンポートとは、果物をシロップやワインで煮込んだお菓子のことですが、ヨーロッパでは、伝統的な果物の保存法となっているそうです。
クリスマスに何かいいデザートはと考えたのがこのコンポートです。チーズケーキやオカシナ目玉焼きなどをよく出していましたが、予算面や配膳の点で手間や場所をとるので、ゼリー系がいいなと思っていました、そして、クリスマスだから「いちご」がいいと思いフルーツゼリーにしたのです。イチゴの缶詰はないので、イチゴゼリーにするには生のいちごを使うことになります。直接ゼリー液に入れると色が変わってしまうので、コンポートにすることにしました。
透明なゼリーの中にいちごの赤が映えます。作り方は、まずいちごをコンポートします。イチゴに砂糖をまぶし煮るのですが、水分が出てくるので水を加えずに煮る方法もありますが、大量なので焦げるのを防ぐため水を加えました。量は、釜の大きさなどもあるので加減して(いちごの高さの半分くらいかひたひたに。)ください。途中へらを入れ混ぜて(優しくお願いします。)ことこと煮詰めます。バニラエッセンスを加え仕上げます。レモン汁を加える方法もあります。保存としてのコンポートではなく、給食でゼリーに使うので色止めのコーティングと考えてよいと思います。その場合は、濃いめのシロップを作り冷やしてから、いちごに回しかけて使用する方法となります。食感は、生のいちご風味になります。調理時間、食べた感じなどで、よい方法をお選びください。
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