「花に思う」
2018.01.17
カテゴリ:ブログ
「花に思う」
先日のバスツアーで「極楽鳥花」を見つけ、思い出したことがあります。
若い頃、会社勤めをしていました。所属は総務部庶務課、仕事は購買係と受付。受付はエレベータ前に設置されたカウンター式のブースに入り、来訪者の応対をします。そのカウンターには、生け花が飾られていて、それを生ける役割もありました。新人の頃は、先輩が生けるのを眺めていましたが、三年目になると、もう受付では最年長になっており、花も生けなくてはならなくなりました。
一応、部活で師範に習い初伝の免状?も持っていましたが、全く自信がありませんでした。社長の運転手さんに、「木偶の坊、なげやり流か?」と、愛あるツッコミを受けながらなんとか生けているうちに、楽しくなってきました。
花屋さんが自由に選んで揃えてきた花ばなをどう生けようか、毎回テストを受けているような緊張感がありました。最後は自己満足で完結させることになるのですが。
さて、そんな花ばなの中に、極楽鳥花がありました。これがあると、一気に豪華な感じになり、生け花が決まるのです。どこに差すか、向きはどっちと悩んだことも思い出です。
花を愛でるとはよくいったもので、花を飾る、花を生ける、花を眺めるのは心が安らぎます。「sakura」
極楽鳥花・・・ほんとに鳥がいるよう
たくさんの花がきれいに生けられています
ポピーのお花畑