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通信(第90号)

「鬼いずこ コロナ払いと 豆をまく」
「会えぬとも 命大事の バレンタイン」

お正月気分もどこへやら、先月は新年早々の緊急事態宣言で意気消沈し
ました。宣言遅すぎると、怒りがこみ上げた方もいたのではないでしょうか。
[私は遅過ぎると怒りがこみ上げました。人それぞれだね。感想です。]

コロナワクチン確保のニュースは明るい兆しですが、他力本願なので事態はどう転ぶかわからないというのが本音です。
そんな中、医療現場の悲惨さは目を覆うばかりです。
知り合いの病院栄養士は、所属している会社でついに感染者が出たと、この状況についてこう訴えています。
感染者に対する食事介護は完全防御でないとかなりの確率で感染する。
身近で感染が起きると思った以上に感染力が高そうだということがわか
る。現在2名の栄養士で業務しているが、どちらかが感染すると濃厚接触者となるので、1名はリモートワークにした。
病院へ出勤しているほうの負担は半端ないが、自分が消えても何とかなるという安心感はある。
病院食はすべてディスポの弁当箱にした。
感染症学会は通常通りの洗浄と消毒をすればリスクはないといっているが、不顕性感染者が使った食器をうっかり触って感染するという危険性は十分あり得ると思うから安全策をとった。
患者さんたちには悲しい思いをさせてしまうが、感染して苦しむよりはましだと考える。
緊急事態宣言に対して、いろいろなことをいう人がいるが、宣言が出ても出なくてもほんとは、ずーと緊急事態であること。
逃げ場がない急性期病院で働いている人たちのことを思うと本当につらい。
みんなが感染しないことでしか終わらない。
感染したことに気づいていない方と食事を摂るリスクについて、今一度考えてほしい。
誰のために、何のために、自分がどう行動するのかを決めるのは自分のはず。と。
最後に、皆さん、自分を大事にして行動してほしいと思うのです。と結んでいました。

学校現場はというと、ほとんどの学校が平常通りに授業しており、給食も実施されていると聞きます。
どれほどの神経を使っているのかと、頭が下がる思いです。
渡辺和子さん著書「置かれた場所で咲きなさい」を思い出しました。
この状況を何とか乗り切っていきましょう。

さて、今年の節分は2月2日。
なんでも2日になるのは、124年ぶりなのだそうです。
4日という年があったのは記憶していますが、2日は私が生きている間にはなかったのですね。
地球が太陽の周りを1周すると1年ですが、1周にかかる時間は厳密には、365日ではなく、365日と約6時間なのだそうです。
このわずかなズレを調整するためにうるう年があるのです。
しかし、地球が立春の位置を通過する時間単位でみるとわずかにゆらぎがあるそうで、立春の日付が前後することになります。
立春の日が毎年一定でないことはご存じですよね。
節分は立春の前日なので、同じように変化するというわけです。
さて、今年の節分はいつにもまして、悪霊退散とばかり声高らかに豆まきをして、コロナウイルス鬼を追い払いたいものです。

今月も二十四節気(にじゅうしせっき)の時節の紹介をしましょう。
二月の二十四節気の区分けは、以下のようになります。

大寒(1/20~2/3ごろ)一この時期、寒さはとても厳しいもの。さす
がに、今年は東京には雪が降りませんでしたが、大雪のところもありましたね。そんな寒さの中でも、太陽は少しずつ力強さを増し、わずかに春の兆しが見え始めます。生き物たちは敏感に春の気配を感じ取るようで、目覚めの準備を進めていきます。この頃の気候が「三寒四温」と呼ばれます。

立春(2/4~2/18ごろ)―旧暦では一年の始まりは立春。
節分の翌日に迎える立春は、冬から春に移る時期。
「立春」はあらゆる節目の基準日とされています。
寒さのピークもここまで、梅の花も咲き始め春の兆しが見え始める頃ですね。ちなみに「春一番」は立春以降、最初に吹く強い南風のことをいいます。

雨水(2/19~3/5ごろ)―「立春」から15日目にあたる「雨水」は、降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まるころのことをいいます。野山の雪がゆっくりと溶け出すと、凍てついた田畑が潤いを取戻し、いよいよ畑仕事の開始も間近となります。雨水には、ひな人形を飾ります。

二十四節気と並んで、七十二候(しちじゅうにこう)というのもあります。
その中からいくつかご紹介しましょう。

「款 冬 華(ふきのはな、さく)」は、雪解けを待つことなく雪の中から顔を出すフキノトウのことで、春の使者ともいわれます。寒さはピークとなりますが、草花は春に向けての準備をあちらこちらから知らせてくれます。

「魚 上 氷(うお こおりをいずる)」は、地域によっては渓流釣り解禁となるころであり、温かさを感じ始めた川の魚が動き出し、割れた氷の下から飛び出す様子も見られます。

「霞 始 靆(かすみ、はじめてたなびく)」は、霧やもやで遠くの山や景色が美しく、豊かな表情を見せる頃のことで、霞とは、春に出る霧のことを云い、夜の霧は朧(おぼろ)といいます。

参考文献:高月美樹監修「にっぽんの七十二候」株式会社枻(えい)出版社
 
今月も、スタッフルームのブログ発信をしてまいります。
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おいしい味、見つけた!
岩手の地ビール べアレンビール

岩手県盛岡市に住んでいる甥っ子から「べアレンビール」が届きました。
初めて飲むビールなので期待して味わってみました。
べアレンビールはドイツより移設した100年以上昔の設備を駆使して造られ、ヨーロッパの伝統的なビールスタイルの製造方法を尊重しているそうです。
6種類ありました。

べアレンビール

  • べアレンクラッシック…コクと苦みのバランスがよく、暑い夏に飲むともっと美味しいのでは?と思いました。

  • べアレンブァィツェン…小麦を使った酵母入りビールで、色は少し小麦色がかり、バナナのような豊かな香りと、苦みの少ないまろやかな味わいでした。

  • べアレンアルト…軽やかな口当りが良く、香りも華やかな上面発酵ビールです。私は1番気に入りました。

  • アップルラガー…岩手県産のりんごを丸ごと搾った果汁を麦汁と共に発酵させ爽やかに仕上げてあります。季節限定。りんごの甘―い香りがビールの苦手な人も美味しく頂けるのでは?と思いました。

  • カボスラードラー…大分県産カボス果汁を使用し南ドイツの伝統ビアスタイル「ラードラー」をアレンジしているそうです。季節限定。すっきりした飲み心地が高級酎ハイか?とも思ってしまいました。

  • チョコレートスタウト…ビターチョコレートを感じさせる色合いと味わいの英国スタイルの黒ビールです。冬だけの限定。黒ビールが好きな方にはお勧めです。甘くない濃厚な大人のお楽しみビールです。

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