通信(第86号)
「ななかまど 映る車窓に 笹子もち」
「体育の日 赤白波打つ 得点版」
安倍政権が終焉を迎え、新しく菅内閣が誕生しました。
国民の期待はそう高くはないようですが、発足早々は、少しは張り切ってくれることと思います。
しかし、安倍前総理の悲願は受け継がないでほしいと願うのは私だけでしょうか。
こんにちは、おKayuです。
アクセスしていただきありがとうございます。
お彼岸を過ぎ、さすがに暑さもしのげると思っていたら、凌げるどころか一気に肌寒くなってきて、今年も秋を感じないまま冬になるのかと、気落ちしてしまいます。
寒くなるとインフルエンザの流行が心配されますし、コロナ禍でもあるので、ますます危機的状況になるのではと気が気ではありません。
マスク・手洗い・ソーシャルデスタンスだけで、果たしてこれから冬に向かって、この身を守れるのか本当に不安です。
かといって、今年の春のように自粛生活には戻れない(戻さない)でしょうし、ワクチンもどうなることやら・・・・。
「先が見えない!」という言葉は、これまでよく耳にしてきました
が、実感したのはこれが初めてです。
『今を生きる』しかないのでしょう。
では、自然界に目を転じてみることにしましょう。
今年のお月見は、今月に集約されました。
まず、仲秋の名月「十五夜」は今月1日。
「十三夜」は29日です。月が見える縁側または、窓辺に小机を出してススキを飾り、おだんごや秋の作物をお供えするというお月見の風習は、少なくなってきていると思います。
我が家でも、仏壇にお団子をお供えするくらいで、お月見とは名ばかりのえらく罰当たりな設えとなっています。
設えと言えば、先ほど出てきた小机は一人用の木机で「二月堂」という名があり、これは奈良東大寺の二月堂で使われていた形に由来しているからだとか。
欅材でしっとりと木目が見え拭き漆仕立て。(小机にもこういった名があるのですね。)
そして、お供えの一つに、「きぬかつぎ」は欠かせないのだそうです。
それも小ぶりの直径2センチ位の里芋がよく、これを塩だけで茹で、皮目にぐるりと切れ目を入れて、それに沿って指先でそっと押すとつるりと皮がむけるようにします。
お月見と言っても、秋の夜の月の光は冷たく、あまり華やかなものではありませんよね。
人の世を味わい尽くしたような、達観しているというか、優しく、もの悲しいとでもいいましょうか。
これぞわびさびの世界、日本の美学なのでしょう。
『きょうも、旬の味!ふるさとごはんに舌鼓!』
- 奥ゆかしい梨の味
季節感が乏しくなりましたが、秋と言えば果物は、「なし」と「かき」ですね。梨をはじめとする、ウリ、びわ、柿など日本の果物はほんのりとした甘さと、食べた後の清々しさが信条、いわば控えめな美しさとでも言いましょうか。
さて、梨の品種は「長十郎」「二十世紀」「幸水」「豊水」など、カタカナではなく古風な名前というのも、日本らしいですよね。
ところで、果物の品種改良とは、冷蔵庫の温度との闘いなのだと、食品学の先生がおっしゃっていたのを思い出します。
舌の味覚感度は低温になるほど感度が鈍くなるので、冷蔵庫から出したての果物の温度でも甘く感じてもらうためには、限りなく甘味度を上げる努力をしなければ、この競争には勝っていけないのだそうです。
梨の甘さもそんな努力のたまものなのでしょうか。
でも、酸味も香りも強くなく、目立とうという感じもなく穏やかな印象ですよね。
梨の産地と言えば、千葉、茨城、栃木が有名ですね。昔は鳥取が有名でしたが。
今も、福島、鳥取が、ベスト5に入っています。
今年の梨は高値で、私など幸水を食べることなく10月を迎えてしまいました。
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