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通信(第84号)

「Go to といえど おみその気分 夏休み」
「夏休み いつもと違う マスク顔」

去る7月の熊本を中心とする九州地方、長野県、岐阜県等、全国の豪雨による洪水・土砂災害に巻き込まれた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。
8月も引き続き集中豪雨への警戒をしていきましょう。

こんにちは、おKayuです。
アクセスしていただきありがとうございます。
本来なら、東京オリンピックで沸き立っていたのかと思うと、侘しい夏ですね。
コロナ禍の「Go to キャンペーン」実施が、感染拡大へ影響したかどうかの結果は待たれる所ですが、気が付けばカレンダーは夏休み。
はて、子どもの声が、姿が、ない!…。
それもそのはず、今年は各自治体により学校の夏休みがまちまちなんだそう。
もちろん、東北と九州ではもともと夏休みと冬休みの期間に違いはありました。
また、最近東京でも区によって夏休みが40日間ないところも出てきていました。
それはそうだったのですが、今年度は4・5月休校のあおりで、授業数確保のため夏休みが特に短くなっているそうなのです。
その分、夏休みの宿題は少ないというのが救いではあるのですが。
とにかく遊ぶ、じっくり自由研究する、部活・おけいこに集中するなど、子供一人一人が自分の時間を楽しめる唯一の長いお休みだったわけで、残念でなりません。
子どもがストレスを貯めないよう、家庭でも学校でも配慮が必要となってくるのではと心配になります。

学校があるというのなら、給食もやらなくてはなりません。
この暑い時期に衛生安全に配慮しながらの調理は、さぞ神経的負担も大きいことと思います。
どうぞ、体調に気を付けてこの夏を乗り切ってください。

『きょうも、旬の味!ふるさとごはんに舌鼓!』

「葛きり」に涼を求めて

暑い夏の舞台は、やはり京都でしょうか。
京都四条にある甘味処「鍵(かぎ)善良房(ぜんよしふさ)」で、葛きりをいただいたことがあります。
暑い夏の昼下がりでした。
店の中は、落ち着いた老舗の風格で懐かしい昔の映画の中に足を踏み入れたような錯覚に陥りました。
運ばれてきた葛きりは、黒楽茶碗のような深めの湯呑風な器に盛られてきました。
漆黒の椀肌に葛切りの半透明が、薄っすらと沈んで見えました。
この半透明というのが、なんだか落ち着くものです。
日本人は、「春はおぼろ…」とか「花霞」とか果ては、湯船から立ち上る湯気にさえ、癒されるところがありますよね。
黒白?白黒?はっきりつけるというのが苦手というか得意ではない国民性があり、これは恐らく、日本人の精神文化の独特さ、と云ってもいいかも知れません。
くずきりのぼんやりさ加減が、視覚的に心を沈めてもくれるという気がするのです。
さて、葛きりです。
いにしえを紐解くのが好きな友人から聞いたのですが、古い料理書で葛切りの献立を探すと、黒蜜の甘味だけではなく冷たい出し汁でいただく「水繊(すいせん)」という料理があるのだそうです。
この涼し気で古風な一品、ちょっと気になりますね。
ちょっとご紹介しましょう。

  • 1.本葛(葛きり)を手順通りに、水に戻し、湯通しして冷やしましょう。
  • 2.冷やし出し汁は、あの便利な天然粉末出しパックを水に漬け、冷蔵庫で一晩置いて水出しの澄まし汁を作っておきます。(冷たくしていただきますから、お吸い物よりやや濃い口に、お塩と薄口醤油で味を調(ととの)えておきましょう。)
  • 3.この1・2の二つをそのまま合わせ、ちょっと味を馴染ませるだけでできあがり。吸い口はなくてもいいですが、胡瓜とかオクラの小口切りを散らすと見た目がよく仕上がります。器は塗りの黒椀がいいでしょう。

温かい料理には華があり、親しさも演出できますが、冷たく調えた
食べ物は、何かしんみりしたものを醸し出しますよね。
時には切なささえも感じます。
それが涼を呼ぶというのでしょうか。

旧盆の入りもすぐ。
そんなこと考えながら、幽明界を異にする人と、冷たい半透明の葛切りを啜りながら、想い出を語るのもよい盆のお迎えになるのではないでしょうか。
私は、今年亡くなった有名人の方々を偲びたいと思います。

今月も、スタッフルームのブログ発信をしてまいります。
どうぞ、ご覧いただきコメントをお寄せいただけると嬉しいです。
こんなことが知りたい、聞きたいなど、会員の有無にかかわらず、フォーラムへご質問をお寄せください。
また、その質問にいろいろな方から回答をお寄せいただけると、コーナーが活発になりますし、違った考えに「目からうろこ」となることもあると思います。
ご意見ご希望・感想も受け付けています。
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おいしい味、見つけた!
洋菓子店「クロリオ中目黒店」

世界最優秀味覚賞を受賞したフランス人パテシエのサントス・アントワープのお店です。
甘さを抑えてあり飽きのこない美味しい味で人気です。糖質制限したケーキもあり、お店は中目黒の駅前で、横断歩道を渡るとすぐにあります。

①
お店は小さいので、今は2人しか入れません。

②
ウインドウの中を見るとどれにしようかな?と悩んでしまいます。

③
「幻のチーズケーキ」
濃厚でクリーミー。
口の中に入れるとふわ~ととろけてしまいます。

④
「季節のブラマンジェ」
山梨県の白桃がたっぷり!
クリームチーズのブラマンジェとピッタリ合い絶品でした。

⑤
「クール・ヴィオレ」
繊細な口どけののバニラクリームと甘酸っぱいチェリーのコンポート。
しっとりとしたスポンジでカシスのムースがまた、最高でした。

⑥
「季節のクレームダンジュ」
ムースでもメレンゲでもなく、ふわふわのクレームダンジュ。
中には旬のマンゴーがたっぷり入り、ほっぺたが落ちそうなほど美味しかった・・・ 

⑦
「ナカメグロ」
赤ワインで煮たプラムが中央に入り、濃厚なチョコレートの焼菓子です。
食べた後は何とも言えない満足感を感じました。

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