通信(第71号)
雨上がり 日が射す道に 夏帽子
枇杷の種 空皿とのこる 給食盆
今年は空梅雨のようですが、週末になると曇り空になり少々憂鬱になりますね。
こんにちは、おKayuです。
アクセスしていただきありがとうございます。
雨に濡れた木々の葉が、一層青々と鮮やかに見えることがこの梅雨の時期にはあります。
これを「青梅雨(あおつゆ)」と呼ぶそうです。
曇天が何日も続き、しとしと雨が降る様子は気もふさぎがちですが、「青」と冠がつくだけで、わずかながらさわやかな印象が生まれますね。
また、雨上がりの空に虹がかかると、清々しい気持ちにもなります。
水たまりに映る青空も、またしかりです。
関東の梅雨明けは、7月10日頃から24日頃の間になりそうとのことです。
うっとおしい梅雨だからこそ、気持ちが晴れる「なにか」をさがしておくと、その一日を快適に過ごすことができます。
ぜひ、お試しを。
ところで、昨週大阪でG20大阪サミットが開かれました。
日本がG20サミットの議長国を務めるのは初めてで、G20各国に加え,招待国の首脳や多くの国際機関も参加し、日本が主催するサミットとしては史上最大規模となりました。
また、G7(8月24日~26日)より前にG20首脳会議が開かれるのも異例だそうで、ふつうはG7で骨格を固めてG20に臨むものなのですが、今回は逆。
G7はおおむねアメリカの友好国で構成されていて、貿易摩擦の当事国たるアメリカの、というかトランプ大統領の出方を占う絶好の機会になるだけに、G7という場での瀬踏みがない状態での開催が不安要素といわれていました。
開催前のトランプ発言で、日米同盟の先行きも懸念されていましたが…。みなさんはどう読みましたか。
さて今月も、二十四節気(にじゅうしせっき)、七十二候(しちじゅうにこう)の時節の紹介をしましょう。
七月の二十四節気は、
夏至(げし)(6/21~7/6ごろ)…夏至は、一年で最も日が長く、夜が短くなるころ。
冬至と比べると昼の長さが約5時間も長くなります。
田植えが終わり、梅雨の真っ只中であるため恵みの雨が降り注ぎ、農家にも休息が訪れます。
夏至を過ぎると夏に向かって、暑さが増していきます。
小暑(しょうしょ)(7/7~7/22ごろ)…青空が広がり、太陽が照りつけ、温かい南風が吹き始めれば暑い夏の始まりです。
夏という言葉は、「熱」や「暑」「生る」などが語源という説があるほか、季節に色のイメージを当てはめた「朱夏(しゅか)」という呼び名もあります。
暑中見舞いを出すのもこの頃ですね。
大暑(たいしょ)(7/23~8/6ごろ)…じりじりと太陽が照り付け、大地や道路にはゆらゆらと陽炎が立ち、うだるような暑さが続く頃。
昔の人々には、豊かな感性と知恵で自然の中に「涼」を見つける文化がありました。
例えば「打ち水」。
もともとは神様の通り道を清めるために行っていたのですが、江戸時代に涼を求めるための習わしとなっていったようです。
風鈴やよしず、夕方からの舟遊びなども盛んにとりいれられたほか、土用のうなぎといった夏の食養生も今に続いているほどです。
二十四節気に馴染のない方も、暮らしに根付く『暦』をひも解くことによって、日々の暮らしがより豊かになることと思います。
事項暦を見る愉しみが増えることを願っています。
文中にある二十四節気をさらに3つに分けたものを、七十二候といい暦区切りの表現で、例えば小暑(しょうしょ)(7/7~7/22ごろ)は、以下のようになります。
- 「初候」温風至―あつかぜ、いたる
- 「次候」蓮始開―はす、はじめてひらく
- 「末候」鷹乃学習―たか、すなわちわざをならう
*参考文献:高月美樹監修「にっぽんの七十二候」株式会社枻(えい)出版社
ちなみに、末候の「鷹乃学習―(たか、すなわちわざをならう)」は、五・六月に生まれた鷹のヒナが巣立ちの準備を始める頃。
飛びかたを覚え、獲物を捕る練習をし、一人前になっていくのです。
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オーカバナル紀尾井町本店はニューオータニのすぐ横にあり、清水谷公園の真向かいになります。
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