通信(第57号)
「おkayu」通信【第57号】
牡 丹 華(ぼたん、はなさく)
蚯 蚓 出(みみず、いずる)
麦 秋 至(むぎのとき、いたる)
早々にさくらの季節が終わり、つつじと藤の競演が話題となっていましたね。
また、様々な花のみごろが早まった関係で、観光地は連休の人出に不安の色を濃くしています。
科学が進歩したとはいえ自然現象を操作する日はまだまだ先のお話なのですね。
自然といえば、このところの天候にはふりまわされました。
寒暖の差もさることながら、日本の四季がなくなってきているようで淋しくなります。
この話題は、昨年も取り上げているほど私には深刻です。
春や秋は、厳しい季節への助走的期間で、ゆるやかに身体を適応させていくため、重要で必要な「とき」なのです。
よい音楽、演奏にも序奏は心の準備と期待を高める一助となるわけですから。
こんにちは、おKayuです。
アクセスしていただきありがとうございます。
今月の学校行事は、運動会や給食試食会、PTA総会、etc。
新年度の慌ただしさがひと段落して、疲れも出てくる頃です。
季節の変わり目で体調を壊しやすい時でもあります、ご自愛ください。
さて今月も、二十四節気(にじゅうしせっき)、七十二候(しちじゅうにこう)の時節の紹介をしましょう。
五月の二十四節気は、
穀雨(こくう)(4/29~5/4ごろ)・・春の雨は、作物にとって恵みの雨。種まきの時期を迎えるこの時期の雨は、農作業にとって重要な意味を持ちます。
降り注ぐ雨は天からの贈りもの。野にも畑にも活気が訪れます。
立夏(5/5~5/20ごろ)・・さわやかな風と新緑の季節。
連休が明けると、光や風自然の色が力強さを増し、夏の気配を感じるころです。
万葉の昔から日本人に愛されてきた藤の花も最盛期を迎えます。
小満(しょうまん)(5/21~6/5ごろ)・・小満とは、あらゆる命が満ちていく時期。
太陽を浴び万物がすくすくと育つ季節です。
梅雨を前に、麦の収穫・田植えの準備・蚕の世話と農家は「猫の手も借りたい」ほどの忙しさ。
それを乗り越えてきたのはご近所同士の助け合い「結い」の精神からで、今の日本にも根付いています。
二十四節気に馴染のない方も手紙を書く時に、時候の挨拶をひも解くことがあると思います。
「立夏」など五月の中頃にあり、私たちは暦の上では…と前置きして使います。
なんでこんな時期にと不思議に思いますが、ひとつ前の季節の最盛期を意味し、この日を境に次の季節に向かう分岐点と理解すると、納得されるのではないでしょうか。
事項暦を見る愉しみが増えることを願っています。
二十四節気をさらに3つに分けた七十二候の暦区切りの表現を、「初候」「次候」「末候」といい、例えば小満(しょうまん)(5/21~6/5ごろ)は、以下のようになります。
- 「初候」蚕起食桑―かいこおきて、くわをはむ
- 「次候」紅花栄―べにはな、さく
- 「末候」麦秋至―むぎのとき、いたる
表題に挙げたものは、二十四節気『穀雨』『立夏』『小満』のそれぞれの中から選んだものです。
「牡 丹 華(ぼたん、はなさく)」は『穀雨』の「末候」で、百花の王様「牡丹」が咲くころは、春もいよいよ本番となることを表わしています。
牡丹の大きな花弁は、存在感があり豪華なものです。
「蚯 蚓 出(みみず、いずる)」は『立夏』の「次候」で、他の生き物と比べると少し遅く目覚めるミミズが始動することを意味しています。
このマイペースなミミズは、土を耕す達人でもあります。
「麦 秋 至(むぎのとき、いたる)」は『小満』の末候で、黄金色に色づいた麦の穂が実るころを表わしています。
五月なのに「麦の秋」とは、麦にとっての実りの季節を名付けたもので、日本人らしい表現ですね。
*参考文献:高月美樹監修「にっぽんの七十二候」株式会社枻(えい)出版社
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おいしい味、見つけた!
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2ヶ月ぶりにおkayu会議が開かれました。
今までは毎月実施していたのですが年度末の多忙により、日程が合わず、久しぶりの会議になりました。
ゼネラルマネージャーと奥様の手料理により、美味しいランチとなりました。
メニューは サラダ・えびのロースト・ステーキ・石焼ビビンバ・ビールです。