通信(第51号)
「おkayu」通信【第51号】
楓蔦黄(もみじ、つた、きばむ)
地始凍(ち、はじめてこおる)
虹蔵不見(にじ、かくれてみえず)
季節外れの大規模型台風に月曜の朝は乱れました。
学校は休校になったところもあったようですが、企業はこんなことでは、就業規則を変えるわけにはいかないとみえて、企業戦士たちは早目のご出勤で涙ぐましい対応をしていました。
随分昔のことですが、会社勤めをしていた時のことを思い出します。
交通ストや台風などで通勤支障が起こりそうだとの判断がでると、総務では貸布団の手配をし何人かが会社に泊まります。
泊まらない人は、あらゆる手段を講じて通常と変わらぬ通勤を果たしていました。
影響が出るのが当たり前なのですが、何事もなかったように涼し顔して出勤してくるのです。
そして、いかにして出勤できたかをそれぞれが自慢げに報告していました。
私はいつもよりほんのちょっと早く出るだけなので、いつも交通混乱に巻き込まれ出勤時間を大幅に遅れていました。
これも、いかにして会社にたどり着いたかが大事で、通常の何倍も時間がかかったことが自慢になっていたように思います。
さらに、何倍もかかったのに、いつもとほとんど変わりなく出勤できたということが誇り(?)だったのです。
そんな時代でした。
さて今月も、二十四節気(にじゅうしせっき)、七十二候(しちじゅうにこう)の時節の紹介をしましょう。
十一月の二十四節気は、
霜降(そうこう)(10/23~11/6ごろ)・・紅葉が最盛期を迎えるころ、木の実や完熟した果物に鳥たちが集まり、恵みの秋を人も生き物も享受します。
露が霜に変わると冬の足音が近づいてくるのを感じながら、十三夜の月を愉しみ、しばし穏やかで幸せな季節を過ごしましょう。
立冬(りっとう)(11/7~21ごろ)・・立冬とは冬が始まるころ、色づいていた山の木々は次第に色褪せ、冬枯れの景色へと移り変わります。早いところでは初雪の知らせも聞こえてきて、寒さに備え冬支度をはじめましょう。
小雪(しょうせつ)(11/22~12/ 6ごろ)・・寒さが増し、雨がそろそろ雪に変わりはじめ冬が深まっていきますが、冬本番はもう少し先。
旧暦では小雪の時期にあたる10月を「小春(こはる)」と呼び、ふと訪れる春のように暖かい日を「小春日和(こはるびより)」といいます。
そんな中、山で積もった雪が風で舞う「風花(かざはな)」が見られる不思議な季節。
二十四節気に馴染のない方も、暮らしに根付く『暦』をひも解くことによって、日々の暮らしがより豊かになることと思います。
文中にある二十四節気(霜降・立冬・小雪)をさらに3つに分けたものを、七十二候といい暦区切りの表現で、例えば、立冬(りっとう)(11/ 7~21ごろ)は、以下のようになります。
- 「初候」 山椿開 ― つばき、はじめてひらく
- 「次候」 地始凍 ― ち、はじめてこおる
- 「末候」 金盞香 ― きんせんか、さく
*参考文献:高月美樹監修「にっぽんの七十二候」株式会社枻(えい)出版社
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「学校給食は食育の教材」
『第36回 給食指導で和食本来の意味をおさらい』が、教育家庭新聞(10月16日号)に掲載されています。
おいしい味、見つけた!
フレンチレストラン 銀座1丁目
「ドミニク・ブシェ トーキョー」
今回は、2017年に「ミッシュランガイド東京」で2つ星を獲得した、ドミニク・ブシェトーキョーに行って来ました。
ブシェ氏はパリを拠点に約50年の料理人生のうち、30年間日本とフランスを行き来きしているそうです。
来月は金沢市に新しいお店をオープンするとか。
当日もシンガポールから帰国したばかりの忙しいブシェ氏ですがテーブルに挨拶に来てくれました。
今日のランチは、8品で多いかしら?と思いましたがゆっくりと味わって頂きました。
まず、初めに、サプライズがあり、な何と!ブシェ氏のマダムから優雅で成熟した香りのシャンパンの差し入れがありました。
わ~と感激してしまいました。
「オマールブルーのタンパル アンティーチョーク」
周りはパスタが立ててありました。
真ん中はオマールエビがびっしりと詰まっており、このような濃厚なうま味は今まで食べたことがなく、ほっぺたが落ちそうなほど美味しかったです。満足!
「平目とパルメザンチーズのヴィエノワーズ ブール・キャビア」
柔らかな平目に少し硬めのパルメザンチーズの香りやうま味がマッチし、キャビアソースと一緒にいただくとキャビアのうま味が重なりもう絶品!でした。