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通信(第29号)

2016年の幕開け、一年の計は元旦にあり。

2016

こんにちは、おKayuです。
アクセスしていただきありがとうございます。

「一年の計は元旦にあり」とは使い古された言葉のようですが、由来を紐解くと、混沌とした世相にあって何をなすべきかを示唆しているようです。
「一年の計は元旦にあり」はことわざでもあり、意味はご存じのとおり一年間の目標や計画は、元旦に決めるのが良い。や、何事も最初に計画や準備が大切であり、初めの計画ができていないと物事はうまくいかない、など、元旦の過ごし方で、一年が決まるともいわれていますね。

さて、由来です。二つの説があって、ひとつは、あの「三本の矢」で有名な毛利元就の言葉に由来しているという説。
「一年の計は春にあり、一月の計は朔(ついたち)にあり、一日の計は鶏鳴(一番鶏が鳴く早朝)にあり。」で、何事も最初が肝心であるということを意図したといいます。
これについて、こんな逸話があります。
元日の朝、祝いの膳を用意した毛利元就の家臣が、毛利元就に促したところ、毛利元就は、黙って席を立ち去ってしまいました。しばらくして、家臣を呼び出して「なぜ元旦を祝うか?」とたずねた元就は、答えることができない家臣に向かって、こう言ったそうです。

「世の愚か者どもは、恵方を拝んで屠蘇を飲み、長寿・子孫繁栄を祝って浮かれているが、元旦はそんな暢気(のんき)なものではなく、年の初めに一年の事をじっくり考える。それが本当の祝いというものである。」
さすが、戦国時代最高の智将といわれた毛利元就の言葉ですね。
もう一説は、中国の書物「月令広義」に書かれていて、「一年の計は元旦にあり」の続きとして、「一生の計は勤にあり」「一家の計は身にあり」となっているそうです。
「一年の計は元旦にあり」の由来や意味を知ると、なんだか感慨深い気持ちになってきますね。
一年のスタートという節目には、新しい目標や計画を立てるのがふさわしいようです。

一年の計をたてた後は、神秘の世界に触れながら、未来に目を向けてみませんか。
新年にふさわしい映画としてお勧めしたいのが、「2001年宇宙の旅」です。
今から、約50年前の1968年に公開された映画ですが、その映像は今も色褪せていません。
この映画は、アポロ計画以前に製作されているにもかかわらず、つまり、人類が月にも降り立っていない時代に、ここまで完璧に宇宙の映像を描き出しているところが素晴らしいし、すごいです。

原作者アーサー・C・クラークは、「もしもこの映画が一度見ただけで理解されたのなら、われわれの意図は失敗したことになる。」といい、監督したスタンリー・キューブリックは、「この映画の意図するところは神である。」と言わしめている通り、この映画が私たちに伝えようとしていることは、観る人それぞれの答えがあり、文明を思いつつ、未来への警鐘も打ち鳴らしているようでもあります。
退屈してしまう場面もあるでしょうが、ぜひ見てほしいと思います。

ところで、新年を迎えたおkayuも一年の計を立ててみました。
まず、会員向け「おkayu前向きいちばん」を配信します。
第一弾は、スタッフの今年の抱負をお届けします。

次に、新規企画として「ステップ講座」を開講する予定です。
これは、ひとつの事業を取り上げ、企画から提案・実施までの流れをレクチャー形式で提示していくというもので、会員のみアクセスできる学び舎(まなびや)サイト(近々開設)にて公開する予定です。
試食会・味覚の授業・写真の撮り方などのステップ講座を準備中ですので、お楽しみに。

先日、このサイト「おkayu」を活用してくださっているという会員の方に、お会いしお話しを聞くことができました。
10年前に栄養士としての経験はあったが、昨年から学校給食の仕事をすることになり、浦島太郎状態で、初めての学校勤務に戸惑いが多くあったそうです。
そんな時、おkayuに出会い、とても助けられたし、勇気づけられたとのことでした。
特に献立は参考にしてくださっているそうです。
生の声を聞くことで、こちらも勇気百倍、更なるサイトの充実を図っていきたいと強く思いました。

おkayuの一年の計は、『新規事業の開設とおkayuサイトの充実に向け努力すること』です、ぜひご支援ください。
特に、フォーラムへの投稿をお待ちしています。 
               
今月も、What‘s New?で新しい情報の掲載をお知らせするほか、スタッフルーム、ヤンちゃん通信、でブログや学研「ママノート」リンクにて執筆記事の紹介を発信しています。どうぞ、ご覧いただきコメントをお寄せいただけると嬉しいです。

こんなことが知りたい、聞きたいなど、会員の有無にかかわらず、ご意見ご希望・感想も受け付けています。直接フォーラムに質問をしたり回答するのに気後れするという方は、「おkayu」事務局を通して行うことも出来ます。
メニュー画面(左側・縦)にある「お問い合わせ」をクリックして送っていただく事もできますので、是非ご活用下さい。
連絡先の明記を忘れずにお願いします。
そのさい、スマホやタブレットでの問い合わせには注意書きを必ずお読み下さい。

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おkayuメンバーが執筆した「学校給食は食育の教材」『特集 「日本型食生活を学ぶ」』が、教育家庭新聞(1月1日号)に掲載されています。

教育家庭新聞

おいしい味!見つけた

先日、千代田区神保町にある如水会館の11階で「師走の喰切料理」を頂きました。
料理を頂く前に、日本料理の鈴木直登料理長におせち調理の作り方のお話を伺いました。
鈴木直登調理長は、平成21年度東京都優秀技能者「江戸の名工」を受賞された方です。
とても親しみやすく、ユーモアな話し方で説明するたびに参加の方々の笑声が絶えませんでした。私もたくさんのことを学ぶ良い機会となりました。

最初に、「大浦ごぼう」を拝見しましたがその大きさにビックリしました。
食材図鑑では見たことはありましたが実物は初めてでした。
料理する時は、事前に10日間水に漬けて汚れを落とし、柔らかく煮るには1週間もかかるそうです。
また、黒豆はよく見て、割れていないものを選び、鍋に入れて煮る時もそっと傷がつかないように置くなど・・・調理の繊細さに驚くばかりでした。

お話の中で特に印象に残ったのは「肉は本能の食べ物、野菜は理性の食べ物、お酒は欲望の飲み物」という言葉でした。
なるほど~とすぐに納得してしまいました。
コース料理は心ゆくまで満足の品々を頂きました。
帰りには鈴木直登調理長と写真を撮ったり、おせちの本を買い、サインをしていただいたりと有意義な師走でした。
また、行きたいです。

①
「やつがしら、大浦ごぼう、くわいが並んでいます」


②
「中央に大浦ごぼうが入ったおせち調理 弐の重」


③
にんじんで作った「猿」とにんじんと、大根で作った「源平膾」。
水引をかたどった「膾」は、結ぶという言葉には重要な意味があり、縁結びや実を結ぶなど縁起の良い酢の物です。


コース料理 2品紹介します。

④酒肴
・鮟肝味噌かけ
・ふりなまこ
・このわた
・唐墨大根 日本酒にぴったりでした。
⑤冬至肴
・柳葉魚昆布巻
・大原女穴子
・蓮根白玉
・落ち葉南瓜
・紅白膾
大原女穴子が柔らかく、とろけそうでした。

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