通信(第16号)
『師が馳せる月』仲冬 春待月
こんにちは、おKayuです。
アクセスしていただきありがとうございます。
早いもので今年もカレンダー1枚を残すのみとなりました。
仕事のサイクルとしては年度の途中ではありますが、年の瀬を迎えて、この一年を振り返ることも多いのではないでしょうか。
「WEBサイト おkayu」も2年目に入り会員登録を無料化し、これまでの内容を振り返り新コーナーや新企画を取り入れ、内容の充実を図っています。
お気づきの点やご意見、ご希望がありましたら事務局までお寄せください。
今後も閲覧・投稿よろしくお願いいたします。
さて、自宅にほど近いホテルで「パスタ大学2014」が開講されました。
12・3年くらい前に一度参加した記憶があり、試食できると勘違いして申し込み参加しました、11月6日のことです。
主催は、「一般社団法人日本パスタ協会」(1972年設立)で国内パスタメーカー8社が加盟しています。
この「パスタ大学」は、国産パスタの特徴を知ってもらうための各種イベントの中核をなす活動とのことで、28年前にスタートしたと聞きました。
最初は、外食産業や企業の研究開発に携わる方を対象にしていたそうですが、2000年から管理栄養士・栄養士を対象になったとのことです。
今回の内容は、次の2部構成でした。
◆第1部◆「イタリアに学ぶ健康増進パスタ料理」
(東響慈恵医科大学 内科学教授 横山淳一氏)
◆第2部◆「給食に生かせるパスタメニュー」
(料理教室主宰・フードコーディネーター 小川晴子氏)
最近栄養学の分野で注目されている「地中海式食事」についてのお話でした。
動脈硬化症性疾患を予防するうえで効果があり、おいしくて、健康にもよい伝統的な「地中海式食事」のメイン食材であるパスタの普及が、食生活向上と生活習慣病予防に役立つとの考えから、パスタ料理についての情報でした。
詳細は機会があったらご紹介したいと思います。ここでは次の10か条を参考になさってください。
<パスタを地中海式においしく健康増進に活かすための10か条>
- 1.乾燥パスタを使う。手打ちやフレッシュ(生)パスタは使わない。
- 2.パスタ料理から食べる。魚・肉料理はその後で食べる。
- 3.パスタをアル・デンテに硬めにゆで、よく噛んでしっかり食べる。
- 4.パスタの量に比べ、ソースや具は控えめとする。
- 5.パスタに和えるソースはオリーブオイルをベースにする。
- 6.パスタ料理の具は、野菜・きのこ・豆を主体にする。
- 7.ハーブ、にんにく、赤唐辛子を上手に使う。化学調味料は使わない。
- 8.パスタの形状とソースや具の相性を楽しむ。
- 9.たっぷり塩を入れて、パスタをいたわりながらゆでる。
- 10.ゆくっり、よく味わって食べる。
給食でもパスタは月に1度くらいは登場する料理ですね。
主食となる穀物の中で乾燥パスタは、生そばと同じく食物繊維を多く含んだ複合糖質であること、消化吸収に時間がかかり血糖値の上昇が緩やかなことなど、栄養学的意義があるとの結論でした。
和食を中心とした新日本型食生活に地中海型食事をどのように取り入れていくか、皆さんはどうお考えになりますか。
*おkayuメンバーが執筆した「食べものウォッチング」が
『学校の食事』12月号に、
「学校給食は食育の教材」が、教育家庭新聞(11月17日号)
に掲載されています、ぜひご高覧下さい。
< 前向きいちばん >
きょうのひとこと |
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大きな仕事をなしとげるためには、 愉悦よりも労苦と心配のほうがはるかに強く長い。 そして、そのあいまに訪れる、つかのまの喜びこそ、 何ものにもかえがたい生きがいを人に与えてくれる。 ― 堀越 二郎(工学博士 航空技術者 零戦の設計者)― |
おいしい味!見つけた
今回は、東京都駒込にある女子栄養短期大学に行ってきました。
大学には、レストランの松伯軒やスイーツが人気のプランタンもあります。
12月6日(土)の夜は、第9回全国学校給食甲子園の前夜祭でした。
決勝大会に残った2,157校中から選ばれた12校が一堂に会しました。
各候補の決意表明を聞きながらのレセプションでは、美味しいものをいろいろいただきました。
特に美味しかったのは鯛のホワイトソース煮とエビのチリソース、ローストビーフのサンドイッチです。
スイーツは、レアチーズケーキが口の中でとろけていきました。
ワインは赤・白共にpretty good!でした。
7日の決選の結果を報告します。平成26年度全国学校給食甲子園の優勝校は、秋田県富里町学校給食センターで、メニューは、「白神あきたこまちのみそつけたんぽ、牛乳、枝豆のかわりがんも、どんぶりあえ、白神舞茸のうどん汁、山葡萄ゼリー」でした。
美味しそうですね!
<写真は、前夜祭でのお料理>