知恵袋(29号)
「良い消化」は美人の必須条件?
エネルギー(カロリー)、ビタミンなどの栄養は「摂る」ことに主眼を置きがちです。
栄養素を「吸収」し「出す(排泄する)」ことまで考えて食事をしている人なんて、どのくらいいるのでしょうか。
ミス◯◯やその応募者達、モデルさんは日々考えて生活していると思いますが、大半の人はそんなことを考えて食べていませんよね。
吸収のことは考えても排泄のことまで考えて食事をするなんて信じられません。
だってそんなこと考えていたらせっかくの美味しい料理がまずくなってしまいます。
冬場に皆さんが考えるとしたら「トイレが近くなるから飲み物を摂らない」「寒い時の排泄は嫌なので我慢をして一回で済ませたい」などですよね。
栄養は、しっかりと吸収されてこそ力を発揮するもの、そんなことはわかっているのに、なぜ考えないで食べてしまう習慣がついてしまうのでしょうね。
ましてや「出す」ことなんて頭の片隅にあっても食事前に思い出したくもないですね。
「良い消化は美人の必須条件」を思い出して下さい。
いい消化こそが美容と健康の大原則。
次の事を覚えて実践すれば美人の必須条件をクリアできるかもしれません。
ぜひ覚えて下さい。
1.朝は贅沢に食べ、昼は程々に、夜は質素に食べる
テレビや雑誌、ネットでアスリートは朝食を抜いている?
果物とヨーグルト食べが最強?
などなど、いろいろな意見が飛び交っています。
人間は朝起きることで副交感神経が活発になり各種のホルモンが分泌されることを考えると朝食がとても大切であると言えます。
特に脳の唯一のエネルギー源である糖質(炭水化物)を摂らないなんて考えられません。
糖質も含め朝食にはいろいろな種類の食品を食べるように心がけたいものです。
2.よく噛んでゆっくり食べる
噛むことで唾液が出ると、消化酵素が出て消化しやすくなる上に、胃など他の消化器官が働き始めるスイッチを入れることが出来ます。
テレビや雑誌などでは、理想は32回以上咀嚼し液状になるくらいになったら飲み込むとよいと言われています。
32回は無理としても20回以上を心がけましょう。
3.怒り(ストレスなど)を感じる時は食事を遅らせる
ストレスや怒りを感じている時に食べると無意識に食べるスピードが早くなったり、咀嚼がたりなくなり消化酵素が少なくなって、消化が悪くなったりお腹が張ったりします。
そこにワインは体に良いからと、飲み過ぎてしまうと「自己嫌悪」に至ることもあるので注意しましょうね。
4.食事しながら水をたくさん飲まない
食事中水分を摂ると唾液の消化酵素が薄くなってしまったり胃酸も薄まってしまうので気をつけましょう。
そうは言っても辛いカレーや麻婆豆腐、ピザにタバスコや輪切りの唐辛子をのせて辛くして食べたい時もありますよね。
我慢するとかえってストレスが溜まってしまうこともありますので、控えるようにしましょう。
でも、ワインは大丈夫だからといって飲み過ぎると別の弊害があるのでご注意を。
えっ!ワインはいいの?
ワインは消化を刺激し効率的に食べ物を吸収するのに役立つので良いと言われています。
※朝については「第16回 余裕のある朝がエレガントさをつくる(エレガントな朝が、エレガントな人を作る?)」にも朝の事を書いていますので参考にして下さい。
※消化については前回の「第28回 健康維持のため発酵食品を活用してみては」を参考にして下さい。
今年は「頭で食す」を実践して知識を知恵に変えてみませんか。