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知恵袋(26号)

癌や風邪にかからない体を作るには

女優の川島なお美さんが54歳で癌(以下、「がん」と記述します)のために亡くなったニュースは、世の中を騒がせました。
今井雅之さん(54歳)もがんで亡くなりました。
少し前には元キャンディーズの田中好子さん(55歳)が乳がんで亡くなりました。
「つんく」さんは喉頭がん治療のため休業しています。
「坂本龍一」さんも中咽頭がんで治療に専念して演奏活動を休止中です。
山田邦子さん、アグネス・チャンさんは乳がんを克服したというニュースもありました。

スタッフ紹介でも述べていますが、私の父も腹膜がんのため56歳で他界しました。
私が22歳の時でした。
日本人の病気で死亡する順位表」が厚生労働省より発表されています。

日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡しています。
がんの発生のメカニズムは、細胞が分裂するときの「コピーミス」で「がん」がはじまるのはご存知かと思います。
人間の体は約60兆個の細胞でできていて、細胞は絶えず分裂することによって新しく生まれ変わっています。
細胞分裂は、細胞の設計図である遺伝子をもとにコピーされることで起こりますが、発がん物質・その他などの影響で遺伝子が突然変異し、「コピーミス」が起こることがあります。
このコピーミスが「がん」のはじまりです。

ただし、コピーミスが起きても、すぐにがんになるわけではありません。
健康な人でも毎日3,000~5,000個のコピーミスが起こっているといわれています。
通常、コピーミスで生まれた異常な細胞は、体内の免疫細胞『「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」』の標的となり、攻撃されて死滅します。その中に免疫細胞の攻撃を逃れて生き残る細胞があり、これが「がん細胞」になり、そのがん細胞が分裂・増殖をくり返し、10~20年かけて「がん」の状態になります。
がんは、爪と髪の毛以外の全身にどこでも発生すると言われています。
同じがんでも名称が違うものもあり、血液のがんは「白血病」、脳に出来るがんは「脳腫瘍」とよばれます。

全国健康保険協会」のHPに詳しい内容が掲載されています。

  • 「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」について

私たちの体の中を流れる血液の成分に「白血球」があります。
この白血球の中にたくさんの細胞が存在しているのですが、それらは「免疫細胞」と呼ばれ、外部から侵入してきたウイルスなどから私たちの体を守ってくれています。
外部からのウイルスだけでなく、私たちの“体の中”から生まれる異常「ガン細胞」からも守ってくれています。

  • NK細胞ってつまり何?

NK細胞とは、体内に異常な細胞が発生した際に、すぐさまそれらを攻撃する初期防衛機構として働く、いわば最前線で活躍する重要な免疫細胞のことです。
私たちの体の免疫力が落ちてしまうと、NK細胞もそのパワーを発揮できなくなってしまいます。
そうなると、アレルギーやぜんそく、花粉症などの病気にかかってしまう可能性が高くなると言われています。
知らない間にアレルギー体質になったり、花粉症になったりするのは免疫力の低下が原因だと言われています。

参考までにがんの種類について

  • ・食道がん
  • ・胃がん
  • ・肝臓がん
  • ・胆道がん
  • ・膵臓がん
  • ・大腸がん
  • ・乳がん
  • ・肺がん
  • ・各骨軟部腫瘍
  • ・前立腺がん(男性のみ)
  • ・膀胱がん  
  • ・精巣がん(男性のみ)
  • ・腎がん
  • ・腎盂尿管がん
  • ・陰茎がん
  • ・後腹膜腫瘍
  • ・副腎がん
  • ・頭頸部がん
  • ・甲状腺がん
  • ・子宮がん(女性のみ)
  • ・卵巣がん(女性のみ)
  • ・骨転移

がんや風邪にかからない体を作るための「免疫力」を高める10の方法

  • 1.腸内細菌を増やす生活習慣を心がける
  • 2.ヨーグルトや「乳酸菌飲料」を摂る
  • 3.ぬか漬けやチーズ、納豆、味噌などの「発酵食品」を食べる
  • 4.食物繊維が多く含まれる「野菜」を食べる
  • 5.食品添加物の多い食品はできるだけ食べない
  • 6.ストレスをためないようにする
  • 7.毎日ウォーキングや運動をする
  • 8.適度の睡眠をとる
  • 9.タバコをひかえる
  • 10.適度な飲酒と禁酒日をもうける

いくつできていますか?

今回は1~3についてお話しますが、免疫細胞の7割は「腸」でつくられ、3割は「心」でつくられていると言われています。

「心」というのは自律神経のことです。自律神経が弱まると、風邪をひいたり体調を崩しやすくなるのは、免疫細胞が弱まるからなのです。
このことは機会があったら書きたいと思います。
 
腸内細菌とは、長さ10mの腸内に住みついた「菌」のことでビフィジス菌を含め、約100兆個、数百種類の細菌がいて、NK細胞をはじめとした免疫細胞を鍛えてくれています。
いわば、免疫細胞が強くなるためのトレーニング相手とでもいうのでしょうか。
以下の解説は、免疫力向上委員会さんのサイト(免疫力向上の鍵・NK細胞)にアップされていた解説ですが、とても分かりやすかったので紹介しておきます。
ぜひ見て下さいね。

「免疫」という体を守る大事なシステムは、数多くの免疫細胞のチームプレイによって機能しています。
そのシステムの中で特に重要な役割を担っているのがNK(ナチュラルキラー)細胞です。
NK細胞はウイルス感染や細胞の悪性化等によって体内に異常な細胞が発生した際に、すぐさまそれらを攻撃する初期防衛機構として働きます。
つまりNK細胞は最前線で活躍する非常に重要な免疫細胞なのです。

ガン細胞や病原体などの外敵を常に監視して攻撃し排除するのが、血液中の種々の白血球です。
これらはそれぞれ独自の機能を持っており、チームプレイによって病を未然に防いだり、治したりしています。

腸内フローラについて
引用元:腸内フローラ(ヤクルト中央研究所)

ヒトの腸管内では多種・多様な細菌が絶えず増殖を続けています。これらは腸内細菌と呼ばれ、個々の菌が集まって複雑な微生物生態系を構築しています。この微生物群集を「腸内フローラ」または「腸内細菌叢」と呼んでいます。フローラ(Flora)は分類学の用語で植物群集を指しますが、かつては細菌が植物の中に分類されていたためです。また、ギリシア神話の花の女神をも意味しています。腸内細菌の数はおよそ100兆個、その種類は一人あたり数百種にのぼり、その構成は食習慣や年齢などによって一人ひとり異なっています。
 この腸内フローラは、ヒトに対して様々な生理作用を有しています。有用な作用として、病原菌の定着阻害、免疫系の活性化、ビタミンの産生などが挙げられ、有害な作用として、腐敗産物や発がん物質の産生、各種腸疾患へ関与が挙げられます。
 このように、腸内フローラはヒトの健康と密接な関係があります。ヒトに有用な働きをする菌を優勢に、ヒトに有害な働きをする菌を劣勢に保つことが、私たちの健康管理の上で大切であると言えるでしょう。

 
参考までに私のある日の朝食

左上、こんがりチーズ
右上、納豆
左下、シナモン入りヨーグルトフルーツ添え
ニラ玉入り野菜サラダ

朝食

お薦めの発酵食品、ぬか漬け
左から、胡瓜、茄子、かぶ、セロリ
真ん中上、かぶの葉

ぬか漬け

さあ、今日から知識を生活に知恵として取り入れますか?

次号に続く

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