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知恵袋(24号)

夏に太る人、夏痩せする人、その違いは?

7月に入ってから東京では連日暑い日が続いています。
その原因は台風9・10・11・12号が育てた太平洋高気圧にあるそうです。
気象予報や説明も最近はわかりやすく解説してくれるので、私のようなにわか気象予報士が増えるのではと思っています。
原稿を書いている今日(29日)、練馬はお昼すぎに夕立、その後は晴れて最悪のパターンです。
午前中、外では「つくつくぼうし」が初鳴きです。
この蝉が鳴くのはお盆過ぎと記憶していたのですが・・・もう立秋?自然は分かりません。

夏は、肌を露出して歩いている人がいっぱいいます。
近頃、そんな人達を見て、栄養士って自分のことを棚に上げておせっかいだなと思うようになりました。
外を歩いている細い棒のような手足の若者を見ると、「しっかり食べているのかな?」、汗を拭いながら足早に通り過ぎるメタボぎみのサラーリーマンを見ると、「飲み過ぎと運動不足?」、ファーストフード店で食事をしている親子連れを見ると、「朝夕はきちんと食べているのかな~?」などなど自分の生活はさておき他人を心配するって、やっぱり栄養士は“おせっかい”ですね。
でも、心のなかで会話しているだけなので、まぁっいいか・・・。
こんな感じの栄養士って多いのではないでしょうか。もしかしてこれって“職業病”かも。
いつだって“規則正しく・バランス良く食べ・・・・”を繰り返しているせいかもしれませんね。

他のおkayuのメンバーは分かりませんが、私はかなりいい加減な日があります。
昔は、知り合いとオートキャンプに行くと夕方から寝るまでどのくらいお酒(焼酎やウィスキーだったり)が飲めるかバカバカしい競い合いをしたりしていました。
その名残は今も続いています。
懲りないのです、酒飲みは(アル中?)。

さて、そんな栄養士がもっとも心配になる季節、夏がやってきました。
これだけ暑い日が続くと冷たい飲み物をがぶ飲みしたり、喉越しの良い素麺などの麺類、冷や汁などを食べたくなりますよね。
暑気払いでビールを飲み過ぎてお腹を壊してしまった、なんて経験はありませんか?
そのおかげで、少し体重が減ったなんて喜んではいられません。
そんな日が続いたら腸内細菌のバランスが崩れて、慢性胃腸炎などの病気になってしまう可能性だってあります。
エアコンをつけて寝れば身体がだるくなり、エアコンを切れば寝苦しくなる、どちらしても“良質な睡眠”がとれなくなってしまい、身体にとってはダメージで疲労感が強まり回復力も代謝も落ちてしまいます。
でも、健康体のまま、夏の季節を乗りきれる人がいるのも事実です。
夏場の極端な体重の増減は、普段の生活習慣や食生活に対する体からのSOSのサインかもしれません。
この機会にぜひ見直してみましょう。

あくまでも一般論ですが、朝、昼、晩と時間の経過とともに食事量が増える人は、夏太りするタイプなので要注意!

  • 「夏太りする人の悪い習慣例」

夏太りするタイプの人は、もともと胃腸が丈夫なので食べる量が朝より昼、昼より夜に多くなっている傾向があります。
一度、時間の経過と食べる量をチェックしてみましょう。
また、こんな食生活の人はいませんか。
朝起きて「今日は食欲がない」と感じ、何も食べないで出勤することが多い人の一日は、こんな風です。
とにかく水分補給ぐらいしておかないと、と思って出勤途中でスポーツドリンクやジュースを買って口にする。
それだけで結構お腹が満たされてしまい午前中は飲み物だけで終わってしまう。
そして外でのランチと、喉越しの良いつけ麺屋に行けば、お客さんが並んでいる。
この炎天下の中並ぶのも嫌なのでコンビニで、冷やし中華と食後のデザートにアイスかゼリーを買って済ませている・・・・、という人も多いのではないでしょうか。
こんな人は、仕事が終わって昼間より少しばかり過ごしやすくなったからと、空腹感もある中でタイミングよく友人や同僚と「こんな日は冷たいビールだね」と飲み会に行く。
とりあえず最初にビールで「お疲れ様」・・・。うま~い。
つまみを食べ始めたらお腹が空いているのに気づき、次から次へと食べていく。
勿論、飲み物もおかわりします。
だんだん味の濃いものも平気で食べていたりします。
空腹だった分だけ味の濃いものが欲しくなってしまうのです。
こんなパターンを続けていれば太るのも仕方がない・・・・。
お盆の頃にはベルトの穴が一つ二つ、ずれているかもしれません。
こうならないためには、夜に食事量が多くならないように考えてみる必要がありますね。
また、不足するビタミン、亜鉛やマグネシウム、食物繊維などを摂取するように心がけましょう。

でも、朝食に重むきをおいてこなかった人が貴重な朝の時間を割いてまで、朝食をとる(食べる)でしょうか?
何も食べるものがなければ、当たり前ですが食べることは出来ません。
「パン一個に野菜や果物だけでも口に入れて・・」
「食べたら歯も磨かなきゃならないし」
「無理無理、そんな時間はありません」
うーん。

そんな簡単に出来やしないとあきらめないで、プラス思考に切り替えましょう。
そんな方に提案です。
週末にバナナやキウイフルーツなどの果物を買って来て、食べやすい大きさに切って、1つずつラップに包んで冷凍保存しておきます。
こうして準備しておいて朝、ひんやり冷たい果物を是非、口にして欲しいですね。
冷凍のままでも、前の晩に冷蔵に移し解凍してもお好みで。
もうひとつのおすすめは、ミニトマトに酢やバルサミコ酢、塩を付けて食べる方法です。
より甘みが増しおいしく、手軽に食べられます。

逆に、夏痩せする人はどんな食事や生活をしているのでしょうか。

  • 食べることにあまり興味がない
  • 食の嗜好が偏っている
  • 日頃から疲労感を感じやすい
  • 胃腸がそんなに丈夫ではない
  • 免疫力が弱い
  • ある男性(Xさん)の夕食内容から
    • 1日目 納豆入り卵かけご飯、カップの味噌汁(わかめ)  
    • 2日目 冷奴1丁、おかか、葱と醤油、茹で卵に塩
    • 3日目 コンビニで購入―素麺、ツナ入りサラダ、枝豆

TV番組の「コンビニ食生活で、いかにヘルシーな食ベ方を追求するか」というような内容ですね。
皆さん、この男性(Xさん)の夕食で気になることが幾つありますか?

まず、たんぱく質が偏っています。
納豆・豆腐などの豆製品以外はツナと卵だけです。
これでは体が正常に機能せず、「どうも調子がおかしい」となってしまっても仕方がありません。
また、筋肉量も落ちてしまうので「健康的に痩せた」のではなく「筋肉が落ちた分だけ体重が減った」となります。
こうならないためには、少量でも良いので、口にする食材はあまり偏りがないようにしましょう。
特にたんぱく質の構成成分となるアミノ酸は、多くの種類のたんぱく質から摂取するようにしたいですね。
そうすることで、体内での利用効率を上げる事ができます。

次に気になるところは、冷たく、水分が多いメニューが多いこと。
そもそも胃腸がそんなに強くない人や、バテて食欲がない人がこういった食生活を続けると、消化に負担がかかってしまうことで、余計に食欲がなくり、食べられない、と悪循環に陥ってしまいます。

夏は肌を露出する機会も多く、スタイルが気になりますよね。
食欲が落ちて「痩せられて良かった」と思うかもしれませんが、こうした痩せ方は健康的ではありません。
正常に機能している体は暑い夏にも耐えられます。

今日の「朝、昼、夕食」は何を食べますか?

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