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知恵袋(23号)

この季節は多くの女性が水分のとり過ぎで「水毒」に!

水を飲むと体にいい?

美容に水が良いと言われて、健康・美容のために、水を意識的に飲んでいる女性は多いと思います。
最近は炭酸水、海外の水、ダイエット水などお洒落なパッケージの商品が増えていて、多くの女性がこの「水」にはまっているようです。
「一日2リットルの水を飲むと、血液がサラサラになる」と、どこに行くにもペットボトルやマイボトルを持ち運び、水分をとるようになったのはなぜでしょう?
日本人の死因は、心筋梗塞と脳梗塞などの循環器系の病気が上位をしめています。
脳梗塞は血管のつまりが原因です。
動脈硬化がすすむと、血管内の血液が流れるスペースが狭くなってしまうため、血管の中で血液が固まり血栓ができてしまいます。
そこで、血栓を防ぐために医者は水分をとるよう指導することになります。
このように、水を飲むことを医者にすすめられるため、「水が健康に良い」といわれるようにったのではないでしょうか。
さらに、脳梗塞や心筋梗塞にならないための健康番組などを中心に、TVや雑誌・マスコミから「水を飲むと健康に良い」という話が広まったと思われます。
では、どのくらいの水を飲めば良いのか?それは予防の所でお話します。

水毒とは?

梅雨入りした地域では、じめじめとした日が続いています。
この時期から初夏にかけての日本は、高温で湿度も高く、更に雨の冷たさが入り混じった日本独特の気候が続きます。
このような状態が続くと人体には余分な水分がたまりやすくなります。
体内に余分な水分がたまり、排泄されないことでさまざまな症状が起こるのです。
これらの症状を「水毒」と呼びます。
東洋医学では、『人体の健康を司るものは、「気」「血」「水」(きけつすい)の三つの要素である。』と考えられているそうです。
これは、西洋洋医学の「神経・免疫・内分泌」にほぼ相当するものです。
体が健康な時はこの三つの要素がうまく体内を巡っています。
しかし、気血水のいずれかが不足したり、巡りが滞ったりすると不調が起こります。
水毒も、気血水のバランスの乱れの一例です。
水分のとりすぎや冷たい飲料水の摂り過ぎで、体にたまった水が排泄されないで体を冷やし、胃腸機能を低下させます。
こうなるとめまい、下痢、吐き気などの症状があらわれます。
美容や健康、ダイエットのために水分をとりすぎている女性は、水毒のある人かもしれません。
約9割の女性が水毒に陥っていると言う人もいます。
なぜ女性に多いのでしょうか。
その理由に、女性は男性に比べもともと冷えやすく、筋肉量も少ないために全身に水分を送る力が弱いことや、デスクワークの仕事が多いことや、汗をかきたくないので運動不足に陥りやすいことなどがあげられます。

水毒の特徴①「むくみやたるみ」

美容やダイエットのために水をとりすぎ、下半身太りになっていませんか?
水が体を冷やし、下半身が太くなりやすくなるために足首のくびれがない大根足になります。
朝は顔がむくみ、夕方になると足がむくみます。
水毒の女性は下まぶたがたるんで下がったり、下あごの肉がたるんで二重あごになったりします。

水毒の特徴②「胃」

水を飲み過ぎて排泄が悪くなると、体のなかに水分がたまって、胃の部分をたたくと、ぽちゃぽちゃと水の音がします。
余分な水分は体を冷やすため、胃の部分をさわると冷たいです。

水毒の予防①「飲み物」

「水」はすぐにたまってしまう一方、動かしやすい性質があるため、食事や生活環境など多くの要因に左右される「気」や「血」と比べると、改善しやすいのです。
経路刺激、温め、水分コントロールなどによって、水毒を流すことができます。
水毒に至る原因は、食事の偏りや運動不足にあるとされています。
対策としてはまず、体を冷やす飲み物を避けること。
これは、温度の低いビール、氷水やアイスコーヒーなどを避ける、という意味だけではありません。
なぜなら、氷などを入れて冷やさなくても、もともと身体を冷やす飲み物もあるからです。
漢方ではすべての食べ物を、体を温めるものと冷やすものに分類しています。
飲み物に限ってみてみると、身体を冷やす飲み物は、緑茶やコーヒー、ジャスミンティーなどで、体を温める飲み物には、紅茶、番茶、ほうじ茶などがあります。
つまり暑いからといってアイスコーヒーをがぶ飲みするのは、二重の意味で体を冷やすことになり、禁物なのです。

水毒の予防②「食材」

体を冷やしやすい主な食材は、きゅうり、なす、白砂糖、とまとなど。
反対に、体を温める作用のある食材は、生姜、大根、にんじん、ごぼう、はすなどの根菜類、白菜や長ねぎなどで、温野菜として食べると水毒の予防になります。
また、発酵食品も体を温める食材と言われています。

水毒の予防③「運動でポカポカに」

運動は体内の熱を上昇させ、新陳代謝を高めるため、冷えにくい体質を作る効果があります。
どんな運動にも一定の効果がありますから、毎日運動を続けることが大切です。
また、入浴して体温を上げるのも効果があります。
汗をかいたら必ず水分補給は「水」でして下さい。

水毒の予防④「水はどのくらい摂るの?」

人間の体の約70%は、水分がしめています。
水分をとることは、副交感神経を活性化し、リラックスできるというメリットもあります。
生活の活動レベルによって違ってきますが、普通の生活で、水分は1日1リットル以上とるようにするのが良いと思います。
これは、夏に熱中症を防ぐためにも必要な水分量です。
運動や入浴によって汗をかき、水分を失い、体が要求している人には必要ですが、飲みたくもないのに飲むと体内に水分がたまって排泄が悪くなり、病気が増えてしまいます。
水は必要ですが、とりすぎは害となります。
水分のとり過ぎには注意してください。

今までの知識を知恵として生活に取り入れるには

もう一度、食事について考えてみましょう。
日本食は、調味料として醤油、味噌、麹など発酵食品を使います。
こういった調味料は低カロリーの食品です。
油のように高カロリーではありません。
そして、煮たり焼いたりという調理が多いので、これもカロリーは上がりません。
日本食は、体を温める食材や発酵食品を多く使うことや、調理法などから水毒を防ぐ効果がある食事とも言えますね。
さあ、今日の「日本食」は何を作りましょうか。

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