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知恵袋(21号)

3年連続金賞受賞のモンドセレクションの真実

先日の食事会の時、ビールを頼んだら私の大好きなプレミアムモルツが運ばれてきました。
あの3年連続モンドセレクション金賞受賞のビールです。
ある方がこれって凄いことだよねと言われたので、「モンドセレクションって味の審査でなく、原料が表記と異なっていないか、製造方法が適正かなどを審査するものですよ。」と説明したら、「え~、うそでしょう。」って言われてしまいました。
食の専門家たちなので知っていると思ったのですが、意外な反応だったのでびっくりしました。
皆さんはご存知だと思いますが「モンドセレクション」について書いてみたいと思います。

モンドセレクションのマーク
①②

この賞を調べてみようと思ったきっかけは、大好きなビールがモンドセレクションを受賞していたからでした。どこが評価されたのか、何処で誰がどういう風に審査しているのか、知りたかったことも有ります。

  • ・何処で審査するの? 
    モンドセレクションの本部(ベルギーの民間団体)
  • ・有料なの? 
    お金を払って審査してもらう「認証機関」
    1製品につき1,100ユーロ(約15万円)の審査料を支払う
    但し3製品以上ならば3製品目からは1製品につき1,000ユーロ支払う
  • ・審査基準は? 
    審査基準の詳細は非公表
    「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」「消費者への情報提供」等の項目だといわれている。
  • ・ジャンルはいくつあるの? 
    100以上のカテゴリーがあるそうです
  • ・どうやって持っていくの? 
    本部に送る
  • ・点数のつけ方は?受賞メダルは? 
    下記参照

(以下はWikipediaより引用しました)

審査基準の各項目の点数を加算し総合得点によって各カテゴリーごとに優秀品質最高金賞、優秀品質金賞、優秀品質銀賞、優秀品質銅賞が授与されます。

  • 100点満点の90点以上で優秀品質最高金賞(グランドゴールドメダル)
  • 80点以上で優秀品質金賞(ゴールドメダル)
  • 70点以上で優秀品質銀賞(シルバーメダル)
  • 60点以上で優秀品質銅賞(ブロンズメダル)

モンドセレクションによる以下のトロフィーの授与もあります
•25周年記念トロフィー:優秀品質賞を25年間連続達成した企業に与えられます。
•クリスタル・プレステージ・トロフィー:優秀品質賞を10年間連続達成した企業に与えられます。
•インターナショナル・ハイクオリティー・トロフィー:高水準の優秀品質賞(金賞または最高金賞)を3年連続達成した商品に与えられます。

本認証はコンクールスタイルを用いているものではありません。
相対評価ではなく絶対評価を用いているため、定められた技術水準を満たした商品には全て認証が与えられるそうです。
モンドセレクションは国際的には知名度は低いが、日本国内での知名度は高い。
審査対象品の5割が日本からの出品であり、日本の商品の高品質が認められ8割が入賞しています。

マーケティング上の意義
認証を得た商品のパッケージには認証メダルを受賞マークとして表示することができる。
これにより一定の技術水準に達していることを消費者にアピールし、売り上げを大幅に伸ばした例もあるそうです(受賞後3.5倍とか)。
また日本では審査用書類作成やサンプル商品の輸送など、出品をサポートするコンサルタント業も存在しています。
2008年現在、認証を受けた日本の商品のうち地方の中小企業によるものが増えてきており、自社商品のPRとして活用している面もある。
受賞マークの使用期限は3年間であるが、インターナショナル・ハイクオリティー・トロフィーは授賞年度が記載されている事が条件のうえ、使用期限はないそうです。
主な審査基準内容はパンフレットに発表されておりその内容は毎年多少の見直しが行われています。
認証発行数(受賞者数)は公式発表されていますが、認証された企業は正確な評価ポイントを知らされてないそうです。
日本では1966年から日清製菓のバターココナツがトロフィーを受賞し、パッケージにメダルのデザインを表示、またCMで「最高金賞受賞、おいしさが世界に認められた」と宣伝したことから一躍有名になりました。2007年にはサントリーがザ・プレミアム・モルツのテレビCMにて特別金賞を3年連続受賞と宣伝したことでモンドセレクションの名前が広く認知されるようになりました。

ミシュランの星の数がお店の人気と売上に大きな存在となっています。星を取ると外国から予約が多くなると聞いたことがあります。

Webでは「食べログ」の評価を参考に店を決めたりしている人達がいます。
私は自分の舌で自信を持って勝手に評価しています。
その感じたことを食べログなどのWebサイトに投稿したり意見をいうことはしません。
もちろん食べログの評価など気にしませんし、それでお店を選ぶこともありません。
とても気に入ったお店に出会ったら私は、人には教えませんし、Webに書き込むなどもってのほかです。
書かない理由ですが、そういうお店はほとんどが予約ですから、混んでしまうとなかなか予約が取りづらくなってしまい行けなくなるのが嫌だからです。

話は変わりますがこんな本が売れているそうです。
それは「食べられログ」で、食べログと真逆でお店側が来店した客のマナーや食べ方など点数をつけるのだそうです。
これって面白いですね。
自分がどうお店の人に評価されているか興味がありますよね。
勝手に評価するのは自由ですが評価されるのは嫌ですね。
人間って本当にエゴ。
もし、子どもたちや先生方の専用「学校給食の食べログ」サイトができたらどうなるでしょうか。

今日からいろいろな評価を知恵として活かしてみてはいかがですか。

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