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知恵袋(20号)

紫外線から肌を守るのは日傘ではありません

男性は外に出れば7人の敵がいると言われていますが、今回はこの話ではなく、女性にも敵がいるというお話です。毎日の暮らしの中で、女性が外に出れば、7人どころか、肌を老化させる強い「紫外線」や「化学物質」「受動喫煙」「大気汚染」(PM2.5・放射線など大気中にいっぱいあります)」、「活性酸素」※-1、外食をしたりすると「トランス脂肪酸」などの油、「食品添加物」(数えたらいくつあるのでしょうか)」などたくさんの敵がねらっています。

これらの敵により目に見えない細胞レベルでのダメージを受け続けて、それが身体を老化させていきます。特に老化を加速させるのは「活性酸素」

※-1、「炎症」の2つです。この2つの事は、■第5号■ 「老化の敵は酸化だけでなく炎症も影響します」に詳しく書いていますので参考にして下さい。

※-1 活性酸素とは、ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素のことです。私達は呼吸によって大量の酸素を体内に取り入れていますが、取り入れた酸素の約2%が活性酸素になるといわれています。活性酸素は殺菌力が強く、体内では細菌やウイルスを撃退する役目もしていますが、活性酸素が増えすぎると、正常な細胞や遺伝子をも攻撃(酸化)してしまいます。

ところで老化を防ぐという意味の言葉として「アンチエイジング」がありますよね。
いったいどういう意味なのでしょうか。
ネットで「アンチエイジング」を検索すると「食べもの」「化粧水」「特保」「美容外科」「サプリメント」などなど、いろいろな分野がヒットします。この中からどう情報をチョイスし自分自身の生活に取り入れていけば良いのでしょうか。
食べ物のことは■第5号■を参照して下さい。

この「アンチエイジング」を日本語で言うなら「抗老化」「抗加齢」ですかね。
もっとわかりやすく言うならば、老化の速度を遅らせるということでしょうか。
老化はどうして進むのか、活性酸素説 、DNA損傷説、細胞時計説、体内時計説、遺伝子プログラム説などの諸説があり、専門家がいろいろな論文を出しています。
機会があったら読んでみてください、勉強になりますよ。

今回は、諸説いろいろとある中から、食の専門家として老化現象と抗糖化について書きたいと思います。
その前に「抗糖化」に触れておきたいと思います。
あるお医者さんが書いていた事ですが、早くに老化した人と病的に老化した人の症状を診たとき、その病気の種類は様々ありますが、分子レベルで見ると必ず「糖化」という反応が起こっているということです。
酸化は身体が錆びる現象をさし、糖化は身体がこげるみたいな強いダメージを身体に与えているということだそうです。

糖化(メイラード反応)は、たんぱく質や脂肪などが糖(グルコース)と反応して変性してしまうという反応のことで、1912年にフランスの科学者L・C・メイラードが提唱したことから名づけられました。

どういった現象かというと、例えばホットケーキを焼いたときの反応で説明すると、牛乳や卵に砂糖を混ぜて焼くとこんがりと褐色に変化し、おいしそうな香りを放ちます。
これがメイラード反応(糖化)です。
砂糖を煮詰めたときの「カラメル化」、ソースや醤油の香りや風味をよくする反応も同じです。
食材に関してはメリットの多い反応なのですが、私たちの体の中で起こるとなると、話は変わってきます。

  • 老化現象と抗糖化ケア(Wikipediaより引用しました) 

老化と体内で起こる糖化が密接な関係にあり、老化現象の顕著な特徴と糖化反応は直結しています。コラーゲンの糖化は、肌の張りと弾力性を失わせ、老化した皮膚へと変質させる主な要因とされています。老人に多い皮膚の変色(老人班)もまた、糖化およびメイラード反応に伴う色素の形成の結果です。糖化された老廃物の蓄積が白内障や動脈硬化の進行(高血圧症)となって表れます。

老人が骨折しやすくなるのは、骨密度の低下だけでなく、強度そのものの低下も関係しています。
骨に含まれるコラーゲンの糖化は、骨の質(骨強度)を劣化させます。アルツハイマー病は脳内のアミノ酸が糖化された結果蓄積されていく老廃物が原因という説も存在しています。
また体の糖化と糖尿病の合併症やメタボリックシンドロームには深い関係があることが、日本抗加齢医学会、日本メイラード学会、日本統合医療美容学会、日本抗加齢美容医療学会などで報告されています。

たとえば、糖尿病患者にみられる褐色斑の色素の形成もまた、メイラード反応の結果であることが示唆されています。
パソコンなどのディスプレイのLEDが放つブルーライトのストレスなどによって引き起こされる中心性網膜炎や加齢黄斑変性症(ともに滲出型/青色光網膜傷害参照)は、眼底の栄養不足に伴って形成される新生血管からの血漿の滲出が原因ですが、動脈硬化と同様に、血管壁が糖化して脆くなった結果であることが示唆されています。

抗糖化ケアは、摂取カロリーの適正な調整を行い、急激に血糖値を上げないGI(グリセミックインデックス)に留意した食生活をおくることによって実現することが出来ます。

たとえば、果糖のほうが他の糖類よりも血糖値の上昇が少ない性質を捉えて、果物から先に食べる工夫をするだけでも、血糖値の急激な上昇を抑えることが可能になり、体の糖化の抑制が期待出来ます。

ドクダミ茶、菊茶(黄山貢菊茶)、シソ葉茶、柿の葉茶、グアバ茶、ハマ茶などの健康茶は、コラーゲンの糖化に対して強い抑制力を示すことが判明しています。

また、抗糖化作用を有する食品として、ローマンカモミール、サクラ、紫菊花(食用菊)、などが発見されています。
(以上をWikipediaより引用しました)

老け顔の人は早死するという研究結果があります。老化は、外見だけの問題として捉えがちですが、最近の研究によって外見の老化と体内の老化は密接な関係があると考えられるようになってきました。

エリカ・アンギャルさんの言葉で、
20歳の肌は生まれついたもの。
40歳の肌は生きてきたあかし。
60歳の肌は生活習慣の賜物。

もう一つ好きな言葉・・・・・・「人間は頭で食す」

さあ、今日からどんな工夫をして生活していきますか。

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