知恵袋(18号)
疲れている時ほど身体を動かしてみる
疲れると何もしたくなくなりますね。
気力がわかないというか、ぼーっとしてしまっていつの間にか時間だけが経過していて、気がついたらもうこんな時間・・・ってことありますよね。
そういう時こそ軽い全身運動をすることが大切です。
運動なんてしたら余計疲れてしまう、ますます疲れがひどくなってしまうと思っていませんか。
はたしてそうでしょうか、ここで、疲労について一緒に考えてみましょう。
疲労の原因は、まず臓器や筋肉における基礎代謝を含む生命活動により一種の老廃物である疲労物質(乳酸)が作られることです。
疲れたからと身体を動かさないでいると、この疲労物質(乳酸)が増え、疲れが蓄積されてしまいます。
肩こりなどがその典型でしょう。
身体を動かすことで、つまり身体の機能を使うことで筋肉や血流などいろいろな組織の働きが良くなっていくものです。
全身を動かすと血行が良くなり、血液中の酸素が体のすみずみまでいきわたり、疲労によって生まれた物資が代謝されやすくなります。
身体が軽くなっていくと気分もすっきりしますよね。
今すぐにでも眠りたいほど疲れている時も、運動で体温をあげてからのほうが眠りに落ちやすくなり、深い睡眠を得られます。
ヨガでもピラティスでも好きなエクササイズがあればそれを好きなだけやればいいのです。
疲れを取る方法は、安静にしているだけではないことを覚えておいてください。
特に決まった運動をしていない方、どんな運動をしたらよいかわからない方は、私が実践している運動を紹介します。(文末を参照)
また、運動の他に疲労を回復するために有効と考えられる方法には、次のようなものがあります。
・睡眠 ・入浴 ・マッサージや指圧 ・体操 ・音楽療法やアロマセラピー等
・笑う ・薬 ・嗜好品(茶、コーヒー、酒等)<酒!?飲み過ぎると逆効果にも>
疲労を予防するには日常的に運動をして体力をつけることで、疲労物質の蓄積が遅くなったり、代謝効率が良くなるため、疲労を軽減することができるようになります。
運動を始めた当初は、一時的に体力を消耗して疲労が蓄積してしまうことがありますが、運動を継続して体力がついてくると、疲労に対する耐性や許容量は高まっていくため徐々に疲れにくくなり、長期的には疲労の予防(防止)につながります。
これ以外には、一般的に次のような方法が有効といわれています。
ただし、疲労を完全に予防することはできません。
*摂取カロリーが不足している場合、糖分などエネルギー源となる食事を十分にとる。
*栄養素をバランスよく摂取すること、特にタンパク質は、疲労によって低下した身体機能の修復に重要な働きを持つので多めに摂取する。
*水分やミネラルを補給することも大切です。
最後に私が実践している肩こり予防の運動
エアー体操各30回
1.平泳ぎ 2.クロール 3.背泳ぎ
これはサーファーに肩こりがいないと聞いたことから始めました。
ぜひお試しを。
肩こりのある方は、騙されたと思って1週間続けてみてください。