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知恵袋(第11号)

砂糖が体に与える影響と依存症について(No,1)

お酒やタバコの過剰摂取が健康に与える影響っていろいろ言われていますが皆さんご存じのとおりです。
では、砂糖の摂り過ぎはどうでしょうか。
「太り過ぎなければ大したことはない」と思っていませんか。

白い砂糖の摂り過ぎがもたらす影響は太りやすさだけではありません。老化、肌のトラブルなど、美容と健康に害をもたらすことがあげられます。
「甘い生活」「甘い罠」など「甘い」という言葉にどこか後ろめたい快楽のイメージが伴うように思えるのは私だけでしょうか。
砂糖を摂ると血糖値が急上昇し血糖値を下げるためにインスリンが分泌され、直ぐに血糖値は下がります。
血糖値が下がるとまた甘いものを食べたくなるという悪循環を生み、太りやすい身体に・・・・・。
筋肉の内部では塩分と同じように水分を引き寄せるので、むくみの原因になります。
砂糖が体内でたんぱく質と結合する(メイラード反応)と、シワやシミの原因になります。
砂糖の怖いところは中毒性が麻薬より強いことで、このことはラットや猿の実験でも実証されたそうです。
*砂糖の依存症については、「こちら

1.砂糖依存症になると老化が早まる

砂糖依存症に陥ると体内でAGEs(エイジーイーエス)という物質が増えるため、体内が老化しやすくなります。
AGEs(Advanced Glycation End Products) は終末糖化産物、後期糖化生成物などと訳される。
タンパク質の糖化反応(メイラード反応)によってつくられる生成物(老化や糖尿病を引き起こす原因物質)のことを言う。
AGEsについては 「こちら

砂糖の依存症は「美しくなりたい」という欲求よりも砂糖への欲が増してしまうので、自分の体型やにきびやシミなど気にしなく(客観視できなく)なってしまい、血糖が上がっても気にしないという状態に陥ります。

また、砂糖は身体を冷やす働きがあるので、近年問題となっている冷え症や低体温を助長する可能性もあると言われています。老化という点では女性ホルモンも関係していて、砂糖との関係も大きいことがわかってきました、次に述べます。

2.女性ホルモンと砂糖の関係

ストレスがたまると甘いものがほしくなるのは当然ですよね。
しかしその状態が深刻化することで美容だけではなく健康をも脅かす可能性があるのです。
「痩せたい」と口癖のように言いながらケーキ屋さんに列を作って並ぶ女性・・・・どうしてなの?
環境ホルモンも女性ホルモンを異常にしますが、動物性脂肪、砂糖、精製でんぷん質などを摂りすぎている先進国の女性は、途上国の女性に比べて2倍もの女性ホルモンにさらされているそうです。

これは一見女性ホルモンが多くて良いことのように思うかもしれませんが、過剰な女性ホルモンにさらされるということは、月経のスタートを異常に早くさせ、老化を早め、更年期になると逆にバンっと女性ホルモンが減ってしまうという事態になりかねないそうです・・・・・ 
また子宮筋腫、子宮がん、卵巣がん、乳がん、骨粗鬆症、不妊、むくみ、PMSなどの原因ともなるようです。

3.人類が落ちた「甘い罠」砂糖・・・・

『今、口にした食品が10年後の自分を決める。』

砂糖の依存症について Wikipediaより

  • 甘味のメカニズム

「甘味」、「スクロース」、「グルコース」、および「フルクトース」を参照
砂糖の主成分ショ糖(スクロース)は、ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)で構成され、果糖がおいしい甘さをもたらす。
清涼飲料水に使われる高果糖コーンシロップなどの異性化糖は、果糖55%、ブドウ糖45%の割合で健康への影響はショ糖と同様とされる。

  • 臨床根拠

依存症として定義は合意が不足しており複雑であり、また患者にとっても甘い飲料・食品の過剰摂取による自覚症状がない場合もある。
1998年、キャサリン・デスメゾンズは脳でのオピオイドμ受容体の活性により引き起こされた生理状態について砂糖依存症の概念を提唱した。
デスメゾンズは、砂糖が鎮痛剤として作用しモルヒネブロッカーから遮断することができたことを示す先行研究に基づき、砂糖はDSM IVで概説されていた他の薬物依存症と同様の依存関係があると指摘した。
それ以来、デスメゾンズによる仮説を確証する臨床検査が増加し、プリンストン大学のバード・ホーベルは、砂糖がほかのドラッグに対するゲートウェイドラッグ(入門薬物)として機能する可能性に注目し、砂糖の神経科学的な作用を研究した。
2008年の研究「砂糖依存症の臨床根拠:砂糖の周期的な過剰摂取に関する行動神経化学的機能」でも、砂糖が脳内ドーパミンとオピオイドに作用し、依存症となる可能性についての臨床根拠が得られており、「乱用」「離脱症状」「渇望」「交差感作」の四つの過程において行動主義的に砂糖乱用が強化因子として作用すること薬物依存との比較などを通じて立証された。
神経の適合は、ドーパミンとオピオイド受容体の結合、エンケファリンmRNAの発現と側坐核におけるドーパミンとアセチルコリンの放出の変化を含んでいる。
Leah Arinielloは砂糖依存症のラット実験について以下のように述べている。
近年のラット実験は、砂糖とドラッグの共通点を示している。薬物依存は一般に、薬物摂取の増大、摂取停止からの離脱症状、薬物への渇望と摂取回帰という三つの段階を経由する。
砂糖を投与したラットも同様の行動をとった。
実験では、餌を与えずに12時間経過してから砂糖水を与えた。周期的な過剰摂取(乱用)によって摂取は増大し、倍加した。餌の停止またはオピオイド遮断によってラットは歯ぎしりや震えなど、薬物中毒者と同様の禁断症状を発症し、再発の兆候も示した。ラットへの砂糖水投与をやめると、砂糖水の出るレバーを何度も押すようになった。
砂糖関連の企業が行った実験では、ラットに対してカロリーゼロの甘味料投与によって類似作用が報告されている。砂糖と甘味は、脳のβエンドルフィン受容体の部位を活動させる刺激となる。
これらはヘロインとモルヒネによって活動させられる同じ化学物質である。

AGEs

AGEsはいままでは

  • 加齢で生じる(長い年月の間に血液中の糖分によって起こる)
  • 糖尿病で生じる(高血糖のため通常より起きやすい)

最近ではファーストフードに非常に多く、高温で焼いたり、油でフライにすることにより作り出されることが知られています。
老化や糖尿病を引き起こす原因物質の一つAGEsは、体内で作られるだけで無く食品中のAGEが蓄積することもその一つです。
AGEs(advanced glycation endproducts)は体内の様々な物質に糖が付着し体中で悪影響を起こす物質で、老化現象を引き起こす原因物質の1つと考えられている。
体内の糖濃度が高い状態になる「糖尿病」では通常よりも早いスピードで体内でのAGE蓄積が起こり、蓄積したAGEにより腎臓や脳、心臓、目など様々な部分で症状を引き起こす。
糖尿病はこのAGE蓄積を促進することにより老化を促進している病気ともいえる。
この原因物質AGEはこれまで、高血糖や加齢に伴い徐々に体内で作り出され蓄積していくものだと考えられてきたが、このAGEが実は口から摂取した食品に由来しているのではないかという研究が報告された。

発表したのはニューヨーク、Mount Sinai School of Medicineの研究者ら

研究者らは172人の45歳以下の若者と、60歳以上の健康な老人を調べた。
その結果、食事中に含まれるAGEsの量に応じて血液中のAGEsの量が増加した。
カロリーの摂取量と血液中のAGEsの量は関係が無かった。
また、CRPの量も食事中に含まれるAGEsの量に比例して増加していた。
これまでの研究では食事中のAGEsが健康に害を与える可能性は低いとされていたが、本研究の結果を考えると食事中に多量に含まれるAGEsは体内でAGEs関連の加齢、糖尿病作用を引き起こす可能性があることを示唆さいているといえる。

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