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質問:おkayu事務局に、このような問かけがありました

from: おkayu 2015年04月16日 15時18分 解決 コメントする
私は非常勤栄養士として、今まで勤務した区から別の区に移り、驚いたことがあります。
今までいた区には、参考献立があったので給食運営がとてもスムーズでしたが、今度の区にはそれがなく、まずびっくりしました。幸い、今年から非常勤の勤務時間軽減ということで、非常勤のための参考献立を輪番で考えることになりました。ホッとしました。
実はそのことで、あることを耳にし、複雑な思いに駆られました。
それは、この非常勤のための参考献立作成について、区のほうで校長会の時、説明をされたそうです。
非常勤の学校も心配ないですよ的なことだったのだと思います。ところが、その席上である学校の校長先生から「うちの学校もそれに参加させてもらえないか。」との依頼が出たそうです。その学校には、正規の栄養士さんがいるのにです。どういうことなのか、思いは複雑です。
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カテゴリ:五分粥

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from: sakura  2015年04月21日 01時26分 Best Answer!
私が、この仕事に就いた時に所属していた区には、参考献立がありました。当時は、都の栄養士配置基準が1.5校に1名(すぐに2校に1名となったが)だったので、栄養士未配置校があり、その学校のためにも区の献立が必要だったのです。ほかの区では、標準献立、統一献立といったものもありました。参考献立は、その名の通りあくまでも参考であって、学校で変更しても構わないものでした。作成は、栄養士が順番で10名ほど作成委員となり、1年間委員会制で検討がなされ毎月献立冊子が各校に2部ずつ配布されました。
 新採2・3年は参考献立をそのまま実施することが多かったのですが、だんだんマンネリ化してきて、独自の献立をたてるようになりました。若手では、参考献立をそのままやることに抵抗するという風潮がありました。それは、参考献立が、区内どこの学校でもできる献立にするよう要請があり、無難なあまり手のかかるものは省いていたという経過があり、新しいものを取り入れたいという意欲をつぶされているという思いもあったからです。
 献立作成が慣れない新人の人には、参考献立は必要だと思います。また、各学校間であまりに格差が出るようなら、基本というか基準というかそういったものがあるのは望ましいと思われます。
 ご質問を読むと、こちらも複雑な思いになりました。校長先生が参考させてもらいたいとおっしゃるのには、その学校の献立に問題があるから、または、もう少しレパートリーを増やしてもらいたい、栄養士に勉強させたいなどの理由が考えられますよね。給食にとても関心を寄せてくださっている校長先生なのか、栄養士思いの方なのか、いろいろ推測してしまいます。いちばん心配なのはやはり、日々の給食に不満がある場合です。最近よく耳にするのが、「献立をたてられない栄養士が増えた。」とか、「指導ばかりに力をそそぎ、肝心の献立がおろそかになっている。」とか、「まともな給食が出ない。」といったことです。

 食教育の教材となるための給食づくりー献立作成は基本です。これは、自ら学ぶ姿勢が大切です。初めは、前任者の献立を模倣することから始めます、そして、情報収集、料理本だったり、区内の先輩や同期と献立表の交換をして、その中からやってみたい料理を見つけ、レシピを教えてもらうことだったり、そうやって、レシピを増やしていくものだと思いますし、私もそうしてきました。校長先生の依頼を前向きにとらえ、その栄養士の方も参加できるといいなと思ってしまいましたが、非常勤のお立場からすると、「ありえない。」ことなのかもしれませんね。
 一つの職種で、待遇が違うというのは、私も納得がいきません。今やそれが高じて、委託栄養士も導入されてしまいました。この問題は、簡単に答えを出すことはできないし、不用意に意見するのもどうかと思いますし、難しいですね。もう少し考えをまとめてから、発言したいと思います。
役に立ちましたか?: はい
from: 硝子  2015年04月24日 20時44分
私が勤務していた区では、栄養士未配置校の献立を教育委員会の栄養士が小中それぞれの担当に分かれて献立を作成していました。栄養士はその頃SAKURAさんところと同じで2校に1名配置だったために栄養士未配置校があり、未配置校には栄養士の免許を持った人など配置されていませんでした。(参考、栄養士配置校を自校調理校といっていました)
毎月未配置校の調理士さんが1~2名参加する献立説明会を開いていました。そんな時代に、ある中学校の出来事を専科の先生から聞かされました。職員朝会で男性教諭が「この学校の献立は何処で作られているのか? 昨日の献立はとてもじゃないが食べられるものではなかったと・・・・・。」

教頭先生が質問にたいし上手に話をまとめてくれたので、栄養士が傷ついたりそれ以上事が大きくなることはなかったということでした。
この中学校には栄養士が配置されていて自分の所で献立を立てていたのです。栄養士は区の職員だったこともあり事務室に机があり、朝会や職員会議に出席していなかかったそうです。また、午前中や午後も給食室に入っていて教室を回ることもなかったので、先生方や生徒から給食についての話を聞くこともなかったそうです。それがこんな質問に結びついたのですね。確かにその時代は食数が多く(その学校も1,000人を超えていたと思います)手の込んだ献立など無理だったのですが、そこまで言われていたなんて他人ごとながら複雑な気持ちになったことを思い出しました。
詳しく書くといろいろ問題がありますのでここでは控えさせていただきますが、この話を聞いた時に自分はどう見られているのか考えずにはいられませんでした。

今はPCを使って献立を立てるので登録されているデータと新しい献立を少し入れて一ヶ月分を作ることが出来ます。SAKURAさんも言っているとおり“献立作成は基本”です。新しい献立で残菜があった場合、何処に問題点があるのか整理してみるのも献立作成に欠かせませんね。
例えば、その献立の味は? 彩り? 材料? 新献立の説明やPRをした? 教室を回った? 組み合わせは?
季節的なことは? いろいろ出てきます。その一つ一つが明日への献立づくりにつながります。そしてその一つ一つを教えてくれるのは、先生や子どもだったり、調理士さんや保護者だったりします。

役に立ちましたか?: はい

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