いそきん さんへ
ご質問ありがとうございます。
「6年生が考えた献立」は、児童がさまざまな形で給食へ参加することをめざした取り組みの一つです。
「グリンピースのさやむき」「そらまめのさやむき」「とうもろこしの皮むき」など低学年の取り組みは早くから実施しましたが、高学年にも参加の機会をと考えていました。パソコンが授業に取り入れ始めた時、ある研究授業で栄養価ソフトを使った望ましい食事(献立)作りという実践を参観しました。私もやってみたいと思いましたが、パソコン室の活用に自信が持てず、また、目的も明確にできず悶々としました。そんな時、おKAYUのGM加藤氏と出会いました。作成献立の栄養価や充足率の算出を一手に引き受けてもらうことができ、また当初は充足率のグラフ化(蜘蛛の巣グラフ)もお願いしました。平成5年ごろのことです。やっていくうちに、グラフは算数の発展の意味も込め児童自らが作成できるようにしました。家庭科の「まかせてねきょうの食事」を活用して実施することとし、継続が実施が定着しました。
年度当初、家庭科専科もしくは、6年担任に「まかせてねきょうの食事」関連として給食の献立作りをやりたい旨、できれば9月実施で2時間扱いということを伝え、時数確保しました。実施してみた感想は、児童の給食への関心が高まるだけでなく、自らの食事に目を向け、望ましい食事をしようとする意識や食生活を見直そうとする態度がみられました。なにより、給食へ採用されたときの児童はとても喜び、成長する姿を見せてくれました。また、下学年が6年生になったら給食献立を考えられるとの期待を持って、日々の給食に関心を持ってくれるようにもなったこともうれしく感じました。
「6年生が考えた献立」実践については、『教えて先輩』の3.食育活動ー6年生 に詳しく載せてありますのでご覧ください。
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