東京都の「みー」さんへ
私にも経験があります。担任は、永年の経験から給食指導についてきちんとした考えがあり、給食の配り方にもこだわりを持つ方が多かったです。特に小学校は、学級経営が担任の手にかかっているので、独特の学級王国をつくりあげる先生もいらっしゃいましたね。若い頃は、学級担任が絶対の指導権利を持っていると思っていたので、先生のやりかたにお任せしていましたし、口出しできる雰囲気はありませんでした。
ミーさんの学校の先生は、一人一人が給食をもらいに行くと列ができざわつき、時間もかかると考え、当番のみが動く(配膳するー席に配る)方法が合理的で時間短縮になると判断されたのでしょう。たしかにこの方法は、整然として教室の中がごちゃごちゃしていないという利点がありますが、一度に運ぶ数はデザートを除いて、主食やおかずはせいぜい3人分くらいでしょう。たくさん運ぶとなると大きいお盆を使用することになりますが、それは中学年でも負担が大きいと思います。その点から、時間短縮の効果はあまり期待できません。なぜなら、
お皿に盛りつけるスピードもそう早くはないので、一つ以上運ぶためには盛り付けを待つ時間ができるからです。
まず、なぜその方法を採用しているのか伺ってみてはどうでしょうか。その上で、給食委員会(給食指導部)などで相談して、学校のマニュアル通りにしていただくかどうか決めるのもよいと思います。
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