「こんな給食あり?」とかいう雑誌に載ってしまう献立例ですね。栄養士の立場から言わせてもらうと、勤務している学校のお昼を預かっているお母さん的心情で、
それぞれの栄養士は給食作りをしていることと思います。 言い訳すると、いろいろなおかあさんがいて、子供の嗜好に迎合する人、残量が出ないようにしたい人、栄養価を重んじる人、
栄養価は度返しして子供に伝えたい味を提供する人、さまざまです。そんな中で、栄養士の個性が出てしまうのが、献立なのです。
隣のおうちのカレーライスの味が違うように、学校によって給食内容・味が違うのは当然なのです。
当然ではありますが、やはり問題があるとお思いでしたら、ぜひ、栄養士にそのことを伝えてほしいと思います。気になったこと、この組み合わせの意図を尋ねてもいいと思います。
できれば電話ではなくお手紙でお願いしたいです。私もかつて、前任の栄養士と比較して「魚」が少ないと父親からお手紙をいただいたり、連絡帳で質問を受けたりしたものです。
その時は、とてもつらい気持ちにもなりましたが、一人職種の栄養士は独りよがりになりがちなので、言っていただけるのはありがたいことと思うようになりました。
もちろん多くの学校栄養士は、基準にそった献立を考えつつ献立を教材として食育を行っています。そして、直接給食作りをしている調理員の方とコミニュケーションを図りながら、
現実的に作業可能な献立内容を計画しているのですが、よいと思って気づかないこともあります。ご指摘いただくことで、見直すきっかけにもなりますし、なにより、給食に関心を寄せて
いただけていることに感謝することと思います。
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