専科の仲間としてご心配くださり、ありがとうございます。困っているのを見ていられなかったのですね、新卒2年目の栄養士の方に代わりお礼申し上げます。私も、専科の先生方には、いろいろ精神的な面でも助けられた思い出があります。
さて、どの学校でも、給食会計事務をだれがやるかが問題となっていると聞きます。もちろん、給食運営全般に携わっている栄養士が会計事務に関わるのは当然ですが、質問にあるように、栄養士ひとりがすべてをやるものではありません。
不正が起こりにくい健全な給食会計をめざすために、会計に携わる人員は最低でも3名が必要だと思います。その3名の内訳は、収入担当、支出担当、総括の3つを担当するということになります。収入担当は、学校事務担当の事務主事または事務主任(事務主査)の先生が、たとえば教材費等の収入処理(銀行扱い事務関係処理)を一手に引き受けている場合は、給食費についても処理してくださることもあります。ただし、これも必須ではなく事務室の人員が足りていれば可能なことなのでしょう。質問の場合も、今まで事務室でやってくれていたとありますよね。たぶん、事務の先生が替わられたか、人員が減ったからではと推測されます。
保護者からの学校関係費の徴収方法が、銀行引き落としか、郵便局扱いかなどによっても入金処理の方法が変わってくるので、事務処理の困難さは一様ではありませんが、なるべく事務処理が簡便な方法を選んだり、担当者を持ち回りにするなど、一人の人に荷重がかからないようにすることが大切です。給食事務部などを校務分掌にきちんと設けて、年度当初に人員配置をするよう働きかけることがよいと思います。
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